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武漢病毒襲来
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武漢病毒襲来

廖亦武(著者), 福島香織(訳者)

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武漢病毒襲来

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2021/08/06
JAN 9784163914145

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商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

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2025/09/02

昔、友人の一人が佐藤優『国家の罠』を貸してくれたことがある。彼は本を手渡す際にこう言った。 「これはあくまでも"フィクション"だからね。」 その言葉通り、あくまで虚構=小説として読んだが、とても面白く夢中になって読んでしまった。 書籍が面白くなるかどうかは...

昔、友人の一人が佐藤優『国家の罠』を貸してくれたことがある。彼は本を手渡す際にこう言った。 「これはあくまでも"フィクション"だからね。」 その言葉通り、あくまで虚構=小説として読んだが、とても面白く夢中になって読んでしまった。 書籍が面白くなるかどうかは、著者がどう構成するかによって決まるのであって、真実か否かなど些細な問題にすぎない。 自然主義文学の大家エミール・ゾラは、「ありのままに描こうとしても必ずそこには自己のフィルターが介在する。」と語っている。つまり完璧な真実など存在しない。本を心から楽しむのであれば、真実を求めるメガネを外して読まなければならないと思う。 さて、この『武漢病毒襲来』という本をフィクションとして読んだ結果どうだったか。掛け値なしに素晴らしかった。現実に即した詳細な情報で紙面を隙間なく埋め尽くして畳み掛けてきたかと思えば、『水滸伝』のような地方の力強さを感じさせる逸話が挟み込まれる。リアリティ路線で話を進行させておきながら、主人公を武漢へと運ぶ運転手が突然呼吸困難に陥って死亡するという「ファンタジー」へ方向転換させる。中国共産党の隠蔽体質を暴こうとする生々しく強烈なメッセージを叩きつけながら、同時に低層の人々の中に溢れる「義」を描き出す。ルポルタージュと力強い民話が複雑に絡み合いながら進む本書は、やがてフィクションと現実の垣根を曖昧にしていき、真実を伝えられる以上の衝撃を読み手の心に残していくのである。 この小説は真実以上に真実である、と逆説を含んだ言い方もできるかもしれない。我々が知っておかなければいけない現実が、本書には克明に記録されている。 余談になるが、本書にて引用されていた『失踪人民共和国』という、中国共産党の恐ろしき隔離措置、「居住監視」について詳細に書かれている書籍を読みたいと思ったのだが、英語版と中国語版(原題『People's Republic Of Disappeared』)しかないようで残念である。どこかで時間を作って英語版をダウンロードして読まなければいけないな、と思った。

Posted by ブクログ

2021/10/24

小説としては正直読みづらいと感じる。今のある程度コロナウイルスが制御されてきたような時期から見るとここで書かれる武漢の状況そのものがデマのように感じてしまいそうになるけど、ここに書かれていることはそれなりの真実を写しているのだろう。そしてコロナウイルスの有無に関わらず中国共産党の...

小説としては正直読みづらいと感じる。今のある程度コロナウイルスが制御されてきたような時期から見るとここで書かれる武漢の状況そのものがデマのように感じてしまいそうになるけど、ここに書かれていることはそれなりの真実を写しているのだろう。そしてコロナウイルスの有無に関わらず中国共産党の抑圧的な社会で生きるということのむずかしさ、そしてそのような世界は現実に今も数多くの人が生きているという現実に目が眩む。それを難しいと感じないように見猿聞か猿言わ猿的に生きていく人はおそらく多し、それはそれほど難しくなくできてしまうのだろうけど、そんな社会を垣間見ることができる。

Posted by ブクログ

2021/09/10

前半読んだがイマイチ入り込めなくて断念。翻訳小説全般に思うんだが、本筋とは直接関係ない遠回りな描写や婉曲表現が多くて疲れる割に進まない。翻訳するときに半分くらいにならないものか。

Posted by ブクログ