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白い濁流 新装版 添加物開発の争奪をめぐる食品業界の深い闇!
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白い濁流 新装版 添加物開発の争奪をめぐる食品業界の深い闇!

小薮浩二郎(著者)

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白い濁流 新装版 添加物開発の争奪をめぐる食品業界の深い闇!

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 笑がお書房
発売年月日 2021/08/04
JAN 9784802132718

白い濁流 新装版

¥550

商品レビュー

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2024/07/13
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実家は貧しいが頭脳明晰、素直、実際に世の中で役に立つものを開発したい、そして両親を楽にさせてやりたいと希望と意欲に溢れた純粋な青年:一樹が、添加物の開発・販売を手がける北野製薬と関わりが深くなるにつれ、業界の暗部を見、自分もそこにはまってしまっていく。 各方面に根回しや賄賂などを行う描写が途中頻繁に出てくるが、あながち絵空事ではないと思う。 フィクションなので脚色・誇張はしてあるだろうが、当然あり得ることだと思う。 人間関係の移ろいや密度、利害関係、ライバルの蹴落とし方、秘密の共有など、そういった面も面白かった。 題材や方向性としては面白かったのだけれども、いかんせんフィクション味が強く出てしまうのは、主人公があまりにもスーパーマンで、挫折やピンチになりかかっても簡単にすぐに解決できてしまうこと、これに尽きると思う。 人心掌握もあっという間にしてしまい、ほぼチート能力者という感じ。 毎回困難が降りかかったように見えても、主人公が一振りで振り払ってしまう。そして周りがその度に感心感動して賞賛する、 基本的にこの流れの繰り返しで、全てにおいて主人公のご都合主義といっても過言じゃないくらいのサクサク解決ストーリーが展開される。 要するに 高身長イケメン、 頭が良くって数十年に一度の天才、 みんなの人気者、 美人で性格も良い女性が2人も好意を寄せてきてくれている そのうち1人はハイパー金持ち社長の跡取り娘 悪いことしても怪しまれない 援助や協力してくれる人がナイスタイミングで現れる 敵がほぼワンパンチでノックアウト 唯一の弱点:実家がビンボー、という設定。 こういう設定はラノベくらいにしてもらいたかった(笑)。 個人的には高校からの同級生で法学部卒の智子(プラトニックラブのような元カノ)がもっとなにか派手にやらかすと思っていた(笑)。 新聞社に入った智子は2度にわたって掴んだ大スクープ、北野製薬にとっては大打撃になる一大事を、結果的にはスタイルは違えど金で揉み消けされた形となっている。 自分の解雇(or左遷)とスクープ没を秤にかけた時には保身、 実家の借金というピンチを一樹に完済してもらい、代わりに…という感じで2度目のスクープを没にしており、 智子は智子で口では正義を振りかざしながら結局は金の力に屈している。 そんな女に「お金と地位、名声は得られても精神的幸福は得られていない」「可哀想だわ」と呟かれても… 「お前が言うな」って思わず突っ込んでしまった(笑) しかも智子は一樹の親友:柏木と結婚し(一樹の紹介)、結婚祝いにお古とはいえ赤いベンツまでもらい、夫の柏木は研究費を合計2000万以上もらってて… こんなん、もうすでに智子も北野製薬とは無関係ではなくズブズブの関係なのに、なに対岸の火事眺めてる感出してんの?って感じだった。 嫁になった北野製薬の跡取り娘:葉子も、嫁になってからは存在感が薄かった。 なんというか…嫁になったあと智子と何か一悶着あるか、一樹にできないような何かを代わりにやって北野製薬のピンチを救うとか、何かしらあるかと思ったが、綺麗さっぱり何もなかった。 葉子のことも容姿の良さや料理の腕前、努力して一樹と同じ有名大学に入るほどの優秀さを散々文中で上げておきながら、それらがここぞと言う場面での切り札として発揮される機会はなかったように思える。 こんな風に書くとなんだか酷評してるような感じに見えるが、決してつまらなくはなかった。 むしろ主人公が無双してると思えば読みやすい作品だった。 テレビをあまり見ないので知らなかったが、2021年にドラマ化されていたようです。

Posted by ブクログ

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