TRAILHEAD 軽量登山最前線 サンエイムック RUN+TRAIL別冊

三栄(編者)

• 販売会社／発売会社: 三栄
• 発売年月日: 2021/07/28
• JAN: 9784779644221

商品レビュー

2021/08/11

元々興味があったULの専門雑誌、本屋で見かけて購入、読了。

いやー、なかなかに素敵な本でした‼︎

ULの基礎を分かりやすく学ぶことができる＆実例も多いので、この本を深く理解するだけでかなりのレベルまで到達できる一冊なのではないかと思いました。

ひとまず、重量入りのギアリスト作成からやってみようかな…(´∀｀)

以下、重要ポイント＆考察を箇条書き。

・田中陽気さん、大切なことは自分の持っている道具で何とか使えないかを考えることとのこと、新しいものばっかり買おうとしていた自分には足りなかった発想…（笑）

・ULの基本は重量入りのギアリストを作るところから始める、リストにして持ち物・重量を明確ににすることが大切、新しいものを買うときに軽くできるかを知れるし、どれくらい軽くなるかも分かる、軽いと言うのは概念なのでそれをきっちり数字に置き換えて客観的に比較できるようにすることが重要、ここから始めないのは体重計に乗らずにダイエットしようとしているのと同じこと

・一口にULと言ってもなかなかに奥が深い…実行に移す前に、そもそも自分は何を目的とするのか？を明確にすることが大切な気がする
→自分はどうか…？で考えると、ペースキャンプ作ってから走りに行くから、そこまで追求しなくても良いのでは？という気もしてきたが…もともと「バック一つに夢を詰め込む」（バックパックに入る限りの中で快適性を追求する）をモットーにしてきたので…
→でも、結局ベースウエイトを軽くすることができたら、坊がつる泊のときにバックパックに納めきれなかったビールとか食料品とかも持ち運ぶことができる＋担いだ上で複数泊縦走する（前に思っていた「走ってどこまででも行ける」）ってのも、先の未来として憧れはある
→軽くして走り続ける…は今のところ具体的な目標が無いが、その分別のものを持ち運べる（＋軽くなると動きやすくなるラクになる）は事実として嬉しいので、そこを目的としてULを追求してみる
→キャンプのレベルだとある程度快適性も欲しくなるので、キャンプ用と登山＆テント泊用を分けてギアリストを作成してみる

・ベースウエイト4.5kg以下がULの定義、まずはココを目標とする
※ベースウエイトとは行動中に消費されるもの（水、食料、燃料等）を除いたザックの総重量、身に付けているもの（ウェア、ポケットの中のもの等）も除く

・アライテントのホームページに最小限の道具数がある、参考にする

・実例も多くて解説も詳しいので、この本を読み込んで軽くしていくアプローチだけでかなり上達できそう、今自分のレベルでは理解できていないヒントとかも満載な気がするので、繰り返し読むことでさらに学んで行けそう

＜内容（「BOOK」データベースより）＞
道具を削った先にある世界へ

prologue
Recommended Item
田中陽希 自然に歩み寄る。
目次
土屋智哉×夏目 彰　軽量化の先にある自由な世界へ。
服部賢治×千代田高史×Fuusora　達人の山遊び。
前原靖子　八ヶ岳軽快登山
三浦健人　「+300g」の誘惑。
斎藤勇一　軽量登山のシューズ選び
PACKING VISUAL DICTIONARY
高木義宣　山の命綱＝ファーストエイドを学ぶ。
PACKING VISUAL DICTIONARY
藤田元章　アラフィフからの登山
fuusora　雨を楽しめる旅を。
朽見太郎　軽さは武器になる。
取材協力店舗ご紹介
奥付
裏表紙