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自由の条件 普及版(Ⅰ) 自由の価値
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自由の条件 普及版(Ⅰ) 自由の価値

F.A.ハイエク(著者), 気賀健三(訳者), 古賀勝次郎(訳者)

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自由の条件 普及版(Ⅰ) 自由の価値

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 2021/07/22
JAN 9784393622032

自由の条件 普及版(Ⅰ)

¥1,210

商品レビュー

4.5

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2025/10/31

 極めてよく書かれた自由主義の教科書である。一文一文が磨き上げられた玉の彫刻のように無駄なく簡潔であり美しい。まさしく今読まれるべき、昧読に値する宝典である。  ただし、いくつか同意できない論点もある。 1.これは現代人には明白ではあるが、当時議論されていたであろう、メリットとい...

 極めてよく書かれた自由主義の教科書である。一文一文が磨き上げられた玉の彫刻のように無駄なく簡潔であり美しい。まさしく今読まれるべき、昧読に値する宝典である。  ただし、いくつか同意できない論点もある。 1.これは現代人には明白ではあるが、当時議論されていたであろう、メリットという個人に備わった美質のようなものについて。メリットと物質的報酬を対応させるべき、という議論にハイエクは反論している。「もし報酬とメリットを対応させようとする代わりに、価値とメリットとの関係がいかに不確かなものであるかをより明らかにするならば〜人望と尊敬が金銭的成功に依存しないのと同様、メリットにも依存しない。」(pp.140)。それはその通りであるが、その「メリット」が、その個人が生み出す価値を予測するよい指標であるならば、メリットに応じて個人に投資するのは、それ自体報酬されるべき行為である。価値を生み出す個人、または価値を生み出す個人を識別できる指標を見つけ出したのだから、あとは実際に価値を生み出すためあと一歩である。次に何をすべきなのかさえ知っている必要があるが。 2.ロックの自然権や社会契約が魅力を失ったとはなぜか。しかし、ハイエクもいまだ本質は変化していないと述べている。 【引用】 - すべての個人の持つ知識はきわめて乏しいし、またわれわれのうちで誰が最善の知識をもっているか知っていることが稀だからこそ、われわれが望んでいるものに気づいたときそれを出現させる、多数の独立した競争的努力を信頼しているのである。(pp.46) - - 責任が効果的であるためには、それは個人の責任でなければならない。(pp.119) - 通常、人々が一つの社会となるのは、自身で法を定めることによるのではなく、同一の行為規則に従うことによるのである。(pp.150) - 「民主主義において権利とは多数がそうと決定するものである」と主張されるときに、まさに民主主義は扇動主義に堕する。(pp.150)

Posted by ブクログ

2021/10/05

 ハイエクの主張は、恥ずかしながら、間接的かつ断片的にしか知らなかった。徹底した自由主義者というくらいの認識でしかなかった。本書を読んで、それが不充分、不正確な理解だということがよくわかった。  他者による強制からの自由を保障することは、人間が不知ゆえに、将来生ずる様々な困難に対...

 ハイエクの主張は、恥ずかしながら、間接的かつ断片的にしか知らなかった。徹底した自由主義者というくらいの認識でしかなかった。本書を読んで、それが不充分、不正確な理解だということがよくわかった。  他者による強制からの自由を保障することは、人間が不知ゆえに、将来生ずる様々な困難に対応するための新しい思想・技術を生み出すために必要である。パンデミックの今、もし、m-RNAの研究をする自由が制限されていたら、ワクチンの早期開発はできなかった。本書を読んで、ハイエクの主張は、今も、そしてこれからも通用するものとわかった。  また、ハイエクは、「社会的」観点からの自由の制限を拒否するが、個人の自由保障は決して、個人のためだけではなく、人類全体の生存・幸福・文明の発達に必要と考えていることもよくわかった。  出自などによる格差の肯定は、直感的には納得できないが、ハイエクの言いたいことも分かった。ただ、今の相対的貧困層の困窮状態を思うと、ハイエクの主張をすべて鵜呑みにできない。  いずれにしても、ハイエクの主張は、現在でも様々考えさせる含蓄のあるものと初めて理解できた。

Posted by ブクログ

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