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千石の誇り 本丸 目付部屋 9 二見時代小説文庫
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千石の誇り 本丸 目付部屋 9 二見時代小説文庫

藤木桂(著者)

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千石の誇り 本丸 目付部屋 9 二見時代小説文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2021/07/26
JAN 9784576211190

千石の誇り

¥220

商品レビュー

4

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2022/02/19

4話からなる。 「野良馬」 野良犬、野良猫でなく、野良馬なんてこの時代には存在したのだと、初めて知った。 鎌倉遠馬というのも、・・・ 神田橋御厩から調教の馬が逃げ出した。 野良馬と同様に、放逐された馬を見つけ出すには、・・・ 牛馬を大事に扱う者にも褒美をと、提案する荻生朔之助の案...

4話からなる。 「野良馬」 野良犬、野良猫でなく、野良馬なんてこの時代には存在したのだと、初めて知った。 鎌倉遠馬というのも、・・・ 神田橋御厩から調教の馬が逃げ出した。 野良馬と同様に、放逐された馬を見つけ出すには、・・・ 牛馬を大事に扱う者にも褒美をと、提案する荻生朔之助の案で、馬方の者が、処分もされずに過ごせた。 「黙秘」 世話になった上司の人殺しの身代わりになり、自分だけが、その罪をかぶればという思いで、黙秘を続けた若者の姿。 小納戸役は、罷免されたが、拾う神もいて、書院番へ登用される。 「新入り」 飛鳥山での桜の花見の席で、旗本の妻女たちの喧嘩が、・・・ 羊羹一つでも、揉め事になるのだと、・・・ 歳の違う、新入り同志を妬むものが、・・・ 雨降って地固まる。に、なって良かった。 「葵の御紋」 肥後政談なる文書の写本が、出回っているとの噂。 そして葵の御紋の入った瓦が、割られる騒動。 荻生朔之助が、上様から、中奥から離れて目付に推薦したのは、上様が自分を用無しと、思われたのかと、心傷めていたのだが、淡路守から、上意の言葉を知り、尖った個々の氷が、氷解するのであった。 目付役の人々の活躍とその心が前が、好きである。

Posted by ブクログ

2021/10/05

江戸市中では野良馬、野良牛がいたそうだ。 生類憐れみの令関連と、幕府で調教する名馬ばかりが逃げた事件と、そこで起こった殺人事件。 番かたに新しく入った二人をめぐる事件。 寺の葵の御紋を狙って壊した御家人風のグループ。 貧しい藩、熊本肥後。それが藩主自らの大改革で、上向きに。そ...

江戸市中では野良馬、野良牛がいたそうだ。 生類憐れみの令関連と、幕府で調教する名馬ばかりが逃げた事件と、そこで起こった殺人事件。 番かたに新しく入った二人をめぐる事件。 寺の葵の御紋を狙って壊した御家人風のグループ。 貧しい藩、熊本肥後。それが藩主自らの大改革で、上向きに。その顛末を書いた本があるという。「肥後政談」は誰も本物をみたことがないのだが話題に登り、高値をつけるまでに。 どうも写本をめぐり、何やら犯罪の匂い。 今回も目付衆の活躍が潔く清々しい。

Posted by ブクログ

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