1,800円以上の注文で送料無料

日韓関係史 岩波新書1886
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-15-05

日韓関係史 岩波新書1886

木宮正史(著者)

追加する に追加する

日韓関係史 岩波新書1886

定価 ¥1,056

220 定価より836円(79%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2021/07/26
JAN 9784004318866

日韓関係史

¥220

商品レビュー

4.3

8件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

韓国が民主化、経済発達するにつれ「非対称」から「対称」に変わる日韓関係 両国が競争関係へと移る中で歴史問題も顕在化 政権の移転が繰り返された韓国は過去の政権の対日政策が誤ったものとされるため反故にされやすい 冷戦の進展に左右される日韓関係 ・50年代→共産主義のみならず日本への恐怖感から距離を置く韓国 ・60年代→軍部独裁のメリットを活かし日本に接近する朴正煕 ・70年代→冷戦の膠着で少し距離が開く ・80年代→新冷戦により再び協力関係 冷戦の終了後は北朝鮮を巡って日韓が動く 協力はあくまで安全保障と経済に限られる 金大中を巡る民主主義的な親近感、ソウルオリンピックなどで民間の交流が進む 韓国は保守政権はどちらかというと親日 リベラル政権は反日的傾向が強い

Posted by ブクログ

2025/08/12

1章 日清戦争、日露戦争で朝鮮における優位を確保 安心させ騙しておいて侵略した。国家の道義性を問題視。 朝鮮人を軍事的に動員することも行われた。軍人軍属として動員された朝鮮人は戦後の厚生省の調査で36万人に及ぶ。 慰安婦については全体として数万人規模の日本軍慰安婦が動員されたが、...

1章 日清戦争、日露戦争で朝鮮における優位を確保 安心させ騙しておいて侵略した。国家の道義性を問題視。 朝鮮人を軍事的に動員することも行われた。軍人軍属として動員された朝鮮人は戦後の厚生省の調査で36万人に及ぶ。 慰安婦については全体として数万人規模の日本軍慰安婦が動員されたが、半分に満たない程度が朝鮮人女性であったと推定される。韓国側はこれより多く見積もり強制性も高かったと主張。日本は少なく見積もり強制性は低かったと主張。 2章 1962年の時点で日本は無償3億ドル供与、2億ドル低金利で貸付、1億ドル民間投資することで合意。(1965年に3億ドルの民間投資に増えたが。) 国交正常化当時1年間の人の往来は約一万人 在日コリアンのうち北朝鮮よりの人の入国を韓国は認めなかった。反対に北朝鮮政府は在日コリアン帰還事業を進めたため、日本にいた多くの在日コリアンは南出身だったが、約9万人の在日コリアンが北朝鮮に移住した。 李承晩ライン対日関係悪化 日本は自衛のための戦争、韓国は侵略されたという乖離 3章 1974年在日コリアンムンセグァンが日本警察から奪った銃で朴正煕を射撃、夫人が亡くなる。 岩波書店の雑誌『世界』で日本に72年以降亡命したチミョングァンの韓国からの通信 1976年隈谷三喜男『韓国の経済』 日本だけでなく世界へ 1979年日本とは特別な関係を持ってくれた朴正煕が部下に暗殺され、18年の維新体制が終わる 光州民主化抗争弾圧を経て登場した全斗煥大統領 日本は心配だった。 1984年NHKテレビラジオで韓国語の講座が開講 朝鮮語ではなく韓国語というように。 それまで日本語読みしていた韓国人名を韓国語読みするように 4章 朴槿恵政権は弾劾、モリカケ問題の安倍元首相と似ているが、日本は毎回与党が圧勝 日本から見ると韓国は混乱しているように見えたが、反対に韓国かは見ると、日本の民主主義は終わっているように見えていた。 1998年金大中政権で日本の大衆文化全面開放 1965年に慰安婦問題は日韓請求権協定で解決したはずだったが、1995年にアジア女性基金を設立、政府も事業費一部負担 金大中は自らの拉致事件の判決などにも日本に助けてもらったため、知日派 2002年日韓ワールドカップ、どっちかではなく共催が良かった 2002年金大中が金正日に勧め、日本の首相として初めて小泉純一郎が訪朝 五人の生存者を一時帰国することを合意 2004年再度訪問し、すでに帰国していた被害者の家族を帰国させる 1985年の中曽根以降時制していた靖国参拝を2006年小泉行う 2009年以降鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦と自民党よりはリベラルな政権な登場。 5章 2021年1月ソウル中央地裁は日本政府に対して、慰安婦の賠償を行うことを命じた。日本政府は最初から無視、控訴すらしてない。4月180度変わり、訴え自体を却下 終章 今まで相手が変わらなければ仲良くなれないという態度をとってきたが、これからはどちらが外交で成果を出せるか競争した方が良いのではないか。 読み終わって あとがきで筆者も書かれていたが、若い世代に良い日韓関係を残すために、良い外交ができるよう尽力しようと改めて感じさせられた。 客観的に書かれていて非常に分かりやすい本だった。

Posted by ブクログ

2025/05/11

読みやすさ★★★★☆ 日韓関係は、両国だけでなく米中朝との地政学的な視点やパワーバランスの変化なども大きく関わってくる。両国の問題はどこに起点があって、どこからなぜどうようにズレているのか、非常にわかりやすかった。にしても長い。ここ最近で一番時間かかった。

Posted by ブクログ