ウイスキーハイボール大全

いしかわあさこ(著者)

• 販売会社／発売会社: スタジオタッククリエイティブ
• 発売年月日: 2021/07/20
• JAN: 9784883938940

商品レビュー

2025/09/14

ウイスキーハイボールにフォーカスした面白い切り口の本。
大全というには少し背伸び感が否めないが、著者のバーへのリスペクトも伝わってきたし、後半部分のペアリングパートも面白かった。

2021/10/29

朝ドラ「マッサン」を見てからウィスキーが大好きになった。飲み方ではストレートでグイッと飲むのが好き。理由は甘さを感じるから。実はハイボールは飲んだことがない気がする。

ハイボールとはカクテルであり、作り方のスタイル、とのこと。ウィスキーをソーダで割ったものが「ハイボール」として定着しているが、ジンやウォッカ、テキーラ、ラム、ブランデーなどあらゆる酒がベースとなり、割り材も炭酸水に限らずジン、ジンジャエール、水やジュース類に至るまで様々とのこと。しかし本書ではウィスキーにソーダの組み合わせを紹介。
＜ハイボールの作り方＞
ウィスキーとソーダの比は１：３～４
グラス一杯の氷を入れ、30ｍℓのウィスキー、マドラーでかき混ぜ減った分の氷をたす、冷やしたソーダを注ぐ、マドラーで縦に１回混ぜる（炭酸ガスが逃げるので混ぜるのは１回）

＜ウィスキー紹介＞　このページは見ているだけで楽しい
〇スコッチウィスキー
　・スペイサイド　「グレンフィディッシュ」「マッカラン」
　・ハイランド　「ベン・ネヴィル」「グレンゴイン」
　・ローランド　「オーヘントッシャン」「グレンキンチー」
　・アイランズ　オークニー諸島の「ハイランドパーク」「スキャパ」、スカイ島の「タリスカー」、マル島の「トパモリー」、ジュラ島の「ジュラ」、アラン島の「アラン」、ルイス島の「アビンジャラク」
　・アイラ島　ウィスキーの聖地。「アートベッグ」強烈なスモーキーさという。飲んだことが無いので是非手に入れ飲んでみたい。「ボウモア」大好き。　「ラフロイグ」
　・キャンベルタウン　竹鶴氏が新婚で住んだ所。かつては30を超える蒸留所があったが現在は3か所のみ。「スプリングバンク」「グレンスコシア」「グレンガイル」
　・ブレンデッド
〇アイリッシュウィスキー、ジャパニーズウィスキー、アメリカンウィスキー、カナディアンウィスキー
〇その他のウィスキー　ドイツ、スペイン、オーストリア、フランス、スイス、イタリア、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダ、南アフリカ、インド、台湾、オーストラリア、ニージーランド・・でも作られている。知らなかった。
　入手しやすいのはインドの「アムルット」「ポール・ジョン」、台湾の「カバラン」

＜ハイボール以外の飲み方＞
・ストレート
・トワイスアップ　ウイスキーと同量の常温の水を加える
・オンザロックス　大きい氷をひとつ入れる
・ハーフロック　オンザロックに水を加える
・水割り
・フロート　氷を入れて水を注ぎ、マドラーに伝わせてウィスキーを入れると、上からウィスキー、氷、水の層になる
・ミスト　砕いた氷と水
・ホット　グラスを温め、ウイスキーを入れ、ウィスキーの２～３倍量のお湯を加える。

＜グラスの紹介＞
写真がとても綺麗。リーデルとバカラの品物を紹介。
・リーデル社の歴史HP　ボヘミア地方で1756年に創業。1945年チェコスロバキア国営となり200年の歴史を終わる。当主は捕虜後オーストリアに渡り現在はオーストリアに工場。
https://www.riedel.co.jp/about-riedel/history/

・バカラ社HP　　1764年ルイ15世によりロレーヌ地方バカラ村で創業が許可される
https://www.baccarat.jp/

2021.7.30発行　図書館