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高橋和枝(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アリス館
発売年月日 2021/07/20
JAN 9784752009825

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商品レビュー

4.4

18件のお客様レビュー

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2024/08/02

 『うちのねこ』という言葉に、思わずグッと込み上げてくるものがある本書は、タイトル通り、元のらねこだった猫が、ゆっくりとそうなろうとしていく過程を描いたことから、猫好きであれば、寧ろ大人の方が共感できそうな絵本。  ネットで見つけた高橋和枝さんのインタビュー記事によると、本書の...

 『うちのねこ』という言葉に、思わずグッと込み上げてくるものがある本書は、タイトル通り、元のらねこだった猫が、ゆっくりとそうなろうとしていく過程を描いたことから、猫好きであれば、寧ろ大人の方が共感できそうな絵本。  ネットで見つけた高橋和枝さんのインタビュー記事によると、本書のねこは、実際に高橋さんが飼われている、元のらねこ(雄猫)の「シノビ」がモデルになっているそうで、その内容は全てが事実というわけではないそうだが、読んでみると、真に迫るような猫の心理描写が充分に伝わってきて、特に、何故こんなにのらねこに嫌われるんだろうと思っている方にとっては、きっとほっとできて、とても大きな癒しになると思う(私も含めて)。  というのも、私が本書を読んで改めて感じたのは、猫ってとても用心深く、自分の中で少しでも危険だと感じたことは絶対にしない、確固たる線引きを持った一面があることだったが、見方を変えると、それは自分の命をとても大切にしていることの裏返しなのだという、猫は元々ペットなのではなく人間と同じ、個を持った生き物だということが、よく分かる。  そして、これはモデルとなった「シノビ」の方だが、高橋さんに紹介される前に保護された経緯があり、その理由は色々と想像できそうで胸を抉られるものがあった、そんな事情も加われば、おそらく猫にとって、いきなり知らない家に連れてこられて、今日から一緒に暮らそうねと言われても、「はあ!?」となるだろうし、それ以前に、外にも行けない閉じ込められたような状況が、安心第一の猫にとって、とても怖いのだと思う。  そんな猫の特性を痛感しながら、本書は、猫を安心させようと、日々頑張る女性の思いにも共感できるのだが、初めて家に着いた途端、猫は慌ててソファに隠れてしまい、何度呼びかけても決して出て来ない、それがまずは一ヶ月続く。  その後、やっと彼女の前に出て来てくれたが、近づこうとすると、「シャーッ!」と毛を逆立てて威嚇したり、引っ掻いたり噛み付いたりしては逃げていくと思ったら、距離が開くと彼女をじっと見張っている、そこには、とても慎重な様子が窺えて、客観的に見ると気持ちはよく分かると感じるものの、猫と共に暮らそうとする彼女にとっては、複雑な心境なのだろうということも分かるようで、どちらも応援したくなる気持ちに駆られる。  そうした状況が劇的に変わるかもと思われたのが、季節が一つ経過した、猫が時々彼女にお尻を向けて座るようになった頃、彼女はそっとそっと近付いて、そーっと背中をさわってみたところ、猫は少しビクッとしたものの、そのままじっとしており、これはお互いの距離が縮まったかと思ったら、噛み付かれて逃げられてしまったことに、猫の繊細さを感じ取れて、やはりそう簡単にはいかないかと思ったものの、考え方によっては、お尻を向けてくれただけでも良しと思えた、そんな猫の細やかな仕種の変化は、その後もお腹が空くと彼女を見上げて「ア、ア」と小さな声で鳴くようになったりといった、とても緩やかなものではあるけれども、だからこそ、日々のちょっとした変化にも嬉しくなる、そんな約一年間に及ぶ、猫と彼女とのほぼドキュメンタリーな交流日記には、とても猫愛を掻き立てられるものがあった。  そんな猫と彼女の様々な交流を描いているのが、高橋さんの日本画で、その中でも猫は、上記した記事によると和紙に墨で描いた水墨画だそうで(鼻や口、ひげはマーカー)、表紙を見て感じられたのは、猫の愛嬌のある表情に、ふっくらとした温かみのありそうな丸っこい体つきという、猫本来の可愛らしさに加えて、どこか情緒的でありながら、動物の本能を剥き出しにした怖さも秘めた、和の雰囲気も感じられたのが、水墨画ならではの魅力なのかもしれない。  そして、時折見られる、水をたっぷり含ませた薄墨の描写には、猫自身が必死に恐怖に耐えようとしている健気な姿や、まるで闇が薄まってきて、その先には光が見えてきたような穏やかな内面を映し出していて、そんな繊細な描写に表れた、僅かな変化から感じ取れるものが如何に大切であるのかを教えてくれながら、それくらい劇的に猫の心境を変化させる、人間の可能性の素晴らしさにも誇らしい気持ちとさせられて、猫の心を開かせるのは、人間の思いやり次第なんだということを、改めて実感することができた。  その中でも、更に猫好きがそうしたくなるのは、きっと裏表紙のような猫の姿を見たいからであり、こうしてみると、猫は不思議で神秘的な生き物でありながら、ツンデレどころでは済まない、激しい愛情の落差がたまらないのだということも、よく分かる。

Posted by ブクログ

2024/07/16

9歳2ヶ月の娘 6歳2ヶ月の息子に読み聞かせ 保護猫ちゃんとの生活 わたしは猫ちゃんを飼ったことないから わからないけれども 距離を縮めるのって やっぱり大変なのかな でも想い続ければ いつか必ず伝わるんだよね

Posted by ブクログ

2024/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

はる。 うちに 猫がやってきた。 もとは のらねこだった。 もう おとなのねこ。 ずっとソファの下から出てこなくて ソファから出てきたけど、遠くからこちらを見張ってて ちょっと触らせてくれるようになって ある寒い夜に 辛抱強く、ねこに寄り添って、ねこがだんだんと気を許していく様子にぎゅーってなる。 ねこの絵がふわふわで、くにゃくにゃで、視線と動きがリアルで触りたくなる。 でも、ねこだし、やっぱりコイツ!っていうこともあり。 実家に全然懐いてくれない猫がいて、野良な過去はなかったはずなのに、この本のねこがあまりにも彼女と似てて、寂しくなった。

Posted by ブクログ

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