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インパールの戦い ほんとうに「愚戦」だったのか 文春新書1322
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/07/19 |
JAN | 9784166613229 |
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インパールの戦い
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
面白かった。著者の豊富な知識と多くの参考資料により内容の濃い書籍だった。一つの物事を表面的に見るのではなく、多角的な側面から見てみると非常に理解が深まり、面白い。
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インパールの戦いは英国にとって「東のスターリングラード」だった。情報収集や分析、短期長期だけでなく中期の目標も設定し周到な準備をいかにしていくか、という組織の課題に最適な事例だと感じた。
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インパール作戦=愚策という印象ばかりで、この本ももしや思想的に偏った視点で評価するものなのか…?と疑いつつ読んだのだが、疑ったことが間違いだった。 なぜ、インパール作戦が計画され、実行されたのかを援蔣ルートとの関係や、ボースのインド自由仮政府のねらい、イギリスにおけるインパール作...
インパール作戦=愚策という印象ばかりで、この本ももしや思想的に偏った視点で評価するものなのか…?と疑いつつ読んだのだが、疑ったことが間違いだった。 なぜ、インパール作戦が計画され、実行されたのかを援蔣ルートとの関係や、ボースのインド自由仮政府のねらい、イギリスにおけるインパール作戦の評価等を総合的かつ大局的にあげつつ、解明していく、という本だった。 戦場において、相手の出方が本当にわからない中で、一つの判断がどう影響するかというところが本当に予測できないものなのだなということを強く感じた。その制限されたなかで、手を打たなければならないのは、実に難しいことと思われる。無謀な作戦という評価で片づけてしまうのではなく、どこが無謀だったのかということを丹念に検証することが必要なのではないか。 個人的にこの作戦から学ぶことは、相手や環境を自分に都合のよいものとして解釈するのではなく、常に最悪を想定して立案するということの重要性ではないかと思われる。なんとかなるだろう、気持ちで、勢いでというのが通じないのが現実なのだなと感じる。
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