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負けヒロインが多すぎる! ガガガ文庫
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負けヒロインが多すぎる! ガガガ文庫

雨森たきび(著者), いみぎむる(イラスト)

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負けヒロインが多すぎる! ガガガ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/07/21
JAN 9784094530179

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負けヒロインが多すぎる!

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商品レビュー

4.4

28件のお客様レビュー

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2026/05/05

 いやホントに多すぎるよ!  これが読んでいるときの最初の感想でした。  本書は背景キャラを自認するクラスのボッチ、温水和彦が人気女子の八奈見杏奈の失恋場面に出くわしたことを端に発し、主に文芸部での活動を中心に、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花らの色恋沙汰に巻き込まれていく...

 いやホントに多すぎるよ!  これが読んでいるときの最初の感想でした。  本書は背景キャラを自認するクラスのボッチ、温水和彦が人気女子の八奈見杏奈の失恋場面に出くわしたことを端に発し、主に文芸部での活動を中心に、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花らの色恋沙汰に巻き込まれていく青春ラブコメです。  僕はこの「負けヒロイン」という概念がこの界隈で一般化しているということを今回初めて知りました。  僕と同じようにぼーっと生きていてそんな概念知らなかったという人向けにピクシブ百科事典から概要を引用しておきます。 〉 ラブコメ系の漫画等のような、原則的に結末が一つしか描かれないタイプである作品において、男主人公・メインヒーローへの片思いが成就せず失恋してしまうヒロイン及び女性キャラクターを指す言葉である。いわゆる「本命」ではないサブヒロインがなりやすいものの、作品によってはメインヒロインでさえなってしまうケースもある。  本書における「負けヒロイン(マケイン)」の扱い方の決定的な特徴は、このヒロイン達は主人公である温水との恋に敗れたわけでもなんでもないということです。  八奈見も焼塩も小鞠も、温水以外の男性に想いを寄せ、結果敗れているのであって、温水は基本的には部外者のスタンスです。  人との関わりを避けながら暮らしたい温水ですが、遠慮のない三人に巻き込まれる形で間接的に彼女らの恋愛に関わっていきます。  とにかくこのヒロイン達の癖が強い!  ファミレスで立替えられた食事代の返済として毎回ちょっとズレた弁当を作ってくる八奈見やコミュ障が過ぎて文章でやり取りする小鞠など、ちょっと変わっていて、何でも「可愛い!」と無条件に頷けない残念な部分も持っています。   それでも彼女らが魅力的に見え、読後好感を抱かずにはいられないのは、三者三様に好きな誰かとの関係に踏み込み、想いを寄せながらも敗れ、引きずりながらも前に進もうとしているからです。 人の気持ちは分からない。 ただ分からないからといってそのままではいられない。  本書は温水による脱力系の語りで全体的に緩く進行します。  しかし、恋に敗れながらそれでも進もうとするマケイン達の姿は美しく描かれており、その対比が印象的でした。  一方で温水はどうかというと彼は基本的に人と関わりたがらない。変化を拒むように、人との関係に踏み込むことを避けています。  しかし、他人に興味がないわけでもない。  ただ、自分と誰かの関係を深めることに対しては滅法奥手で、「迷惑をかけたらどうしよう」という恐怖に囚われています。  それでも、頼み事をされれば嫌々ながらも応じるし、誰かのために行動するときは意外な爆発力を見せます。  何より負けながらも立ち上がるマケイン達を美しく描写しているのは他ならぬ温水の目と心なのです。  マケインの負けっぷりを見て感化された温水がラストで見せる踏み込みには心を打たれました。 自分のことを相手がどう思うかはコントロールできない。委ねて、任せるしかないんだよなと。  本シリーズは続巻が随分出ているようですが、シリーズを通して彼が更なる勇気を出していく姿が今後見られたら嬉しいです。

Posted by ブクログ

2026/04/13

クラスの背景である俺―温水和彦は、人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるところを目撃する。「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」「それ、いくつの頃の話?」「4、5歳だけど」それはノーカンだろ。これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女...

クラスの背景である俺―温水和彦は、人気女子・八奈見杏菜が男子に振られるところを目撃する。「私をお嫁さんにするって言ったのに、ひどくないかな?」「それ、いくつの頃の話?」「4、5歳だけど」それはノーカンだろ。これをきっかけに、陸上部の焼塩檸檬、文芸部の小鞠知花など、負け感あふれる女子たちが現れて―?「温水君。女の子は2種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か」「なるほど、大胆な分類だ」…負けてこそ輝く彼女たちに、幸いあれ。負けヒロイン―マケインたちに絡まれる謎の青春が、ここに幕を開ける!(e-hon)

Posted by ブクログ

2026/03/18

おもしれーーー。 数年前にアニメを見た時に温水の無能さにさんざ腹を立てた記憶があるのだが、小説だとなんだぁお前普通に有能じゃん。 今までに無い、真夏日に飲むラムネみたいな、爽やかですっきりとした読了感だった。面白い。

Posted by ブクログ

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