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閉じ込められた女 小学館文庫
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閉じ込められた女 小学館文庫

ラグナル・ヨナソン(著者), 吉田薫(訳者)

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閉じ込められた女 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/07/06
JAN 9784094068078

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閉じ込められた女

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2025/02/12

フルダシリーズ三部作の完結編。 レイキャビークという首都の名前も、海岸線を縁取るニョロニョロとしたフィヨルドに囲まれたサイの横顔のような国の形も、随分身近に感じられるようになった。 前作から更に10年遡り、フルダは40歳。夫のヨンも娘のディンマもまだ生きている。 今回はクリスマ...

フルダシリーズ三部作の完結編。 レイキャビークという首都の名前も、海岸線を縁取るニョロニョロとしたフィヨルドに囲まれたサイの横顔のような国の形も、随分身近に感じられるようになった。 前作から更に10年遡り、フルダは40歳。夫のヨンも娘のディンマもまだ生きている。 今回はクリスマスの時期に起こる事件で、舞台は人里離れた雪深い高原地帯の農場だ。読むだけで体が冷えるので、暖かい上着と熱いルイボスティーは必須だな。 近くの一軒家で一人暮らしをしている娘と過ごすクリスマスを楽しみにしているエルラと、その夫のエイナール。しかしドアをノックしたのは心待ちにしていた娘ではなく、一緒にきた猟の仲間とはぐれたという謎の男だった。 単なる遭難なのか、それとも別の目的があるのか。外は猛吹雪で、電話は繋がらない(雪のせいなのか、意図的に切られたのか)。おまけに停電になってしまう。ドアの外に出ることはできるが、これははっきり言って雪によって作られた密室に近い。 一方、レイキャビークにいる女刑事フルダは、娘のディンマに手を焼いていた。難しい年頃なのかもしれないが、親と一切口を聞こうとせず、自室に鍵をかけて閉じこもっている。楽しいクリスマスにしようと奮闘するものの、すべて無駄になってしまい、空回りする自分に焦るフルダ。そしてあの悲劇が起きてしまうのだ。 わたしは元々フルダに好意を持っていなかったが、これを読んで更に好きじゃなくなった。 「病院に電話してよ」と夫に頼むんじゃなくて、なんで自分で電話しないんだよと思った。刑事として優秀で、行動力があり洞察力もあるはずなのに、なぜそれは自分の家庭の中で発揮されないんだ。おかしいだろう。しかもまた肝心な時に、電話に出ないし。 事件の方は、非常にスリリングで面白い。3作の中でも断トツだと思う。一旦真実を知った後で、もう一度男が訪ねてきてからのやり取りを読み直すと、全く違った楽しみ方ができるので是非試して欲しい。 そして、クリスマス。やはり本場のクリスマスは雰囲気があるな。 クリスマスに必ず食べる料理、クリスマスイブには新しい本を読み始めるという習慣、ラジオ局から流れる讃美歌。 ここに出てくる女性は、みんな何かに閉じ込められてしまう。 ディンマもエルラもウンメルも、そしてフルダも。 そうそう、巻末におまけでクリスマスの短編が載ってました。 主役はアリ=ソウル。これから読むからね、待っていてくれ!

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2023/06/05

(アイスランドに雪が積もっていない時期があるのかわからんが)雪のせいで停電したり、交通機関が麻痺したり、平気で外界との連絡が取れなくなる時があり、恐怖ともに「都合悪いことは嘘ついちゃえばまずばれねえ」みたいなのある。(新潟県などは道路にお湯じゃばじゃば巻いているので滑らない、凍ら...

(アイスランドに雪が積もっていない時期があるのかわからんが)雪のせいで停電したり、交通機関が麻痺したり、平気で外界との連絡が取れなくなる時があり、恐怖ともに「都合悪いことは嘘ついちゃえばまずばれねえ」みたいなのある。(新潟県などは道路にお湯じゃばじゃば巻いているので滑らない、凍らない、雪かきしなくていい)(その分言い訳きかない?) なんか雪国に限らず、都合悪いことは隠蔽します。でもなんかあったら警察とかはばっちり助けてくださいね、みたいなの、うーん。でもやっぱり日本人って大真面目で少しはサボれ。と思った

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2022/04/05

2022/4/6読了。女性刑事フルダシリーズの第3作目。この作品によってフルダの人生の闇が分かる。 なかなか練り上げられたシリーズになっている。 極北の国アイスランドの雰囲気がまたドラマの進行をより想像力を掻き立たせ、その世界に引き摺り込まされる。なるほどと⭐️四つ。

Posted by ブクログ