死を運ぶ黄金の卵 イヴ&ローク 51

J.D.ロブ(著者), 青木悦子(訳者)

• 販売会社／発売会社: ヴィレッジブックス
• 発売年月日: 2021/06/30
• JAN: 9784864915113

商品レビュー

2021/10/05

甘やかされた金持ちのお坊ちゃんが、ハイスクールでの「逆恨み」をもとに狡猾な復讐計画を実行に移す、という事件は、このごろのイヴ＆ロークシリーズからするとすっきりとした構図で、あまりストレスなく読むことができました。

とはいえ、シリーズも50作を超えてきていますから、作中で言及される過去の事件は忘れているものもありますし、過去作品から継続して取り組まれている「ドーハス」や「アン・ジーザン」などの施設をめぐる情報などは、記憶になくて「？」となってしまうことも…
個人的には、メイヴィスの娘ベラのエピソードがもう少し欲しいな、というのと、イヴとロークの子どもができたら、というのが楽しみなところです。

2021/07/26

図書館の本　読了

善良な医師の元に届いた黄金の卵の形をした差出人不明の贈り物。開封するとそこからは毒ガスが――
死の贈り物を次々と届ける犯人の真の狙いとは?
ある小児科医のもとに届いた差出人不明の小包。そこに入っていた黄金の卵形の容器を開けると強力な毒ガスが発生した。社会的弱者のために活動し、地域社会で尊敬されていた彼がなぜ殺されたのか……イヴが犯人の動機を絞れない中、同様の手口で第二の殺人が起きる。そして捜査を進める中で浮かび上がってきたのは、ある私立高校内部の腐敗の実態だった─

今回はデニス・マイラが登場。イヴがめろめろになるの、よくわかる。彼の優しさはとびぬけているからね。そのやさしさの繭にイヴもからめとられちゃう。
ロークは相変わらず過保護でイヴを繭で包む。
今回の殺人はなんじゃそれ？な動機でなんともせつない。
シオパシスってそうなんだねっていう反応多数。
次はベラが出てくるといいなぁ。