秩父に息づく大地の記憶 ジオパーク秩父公式ガイドブック

秩父まるごとジオパーク推進協議会(著者)

• 販売会社／発売会社: さきたま出版会
• 発売年月日: 2021/06/28
• JAN: 9784878914768

商品レビュー

2022/12/29

秩父・長瀞といえば、自然にあふれ、春や秋に桜や紅葉で目の保養ができ、三峯神社・宝登山神社・秩父神社といった歴史のある神社もある。

長瀞といえば、以前「ブラタモリ」で取り上げていた。地形好きのタモリが岩畳を見ていて喜んでいたなあ。

長瀞の地名は、川の水が深くて流れが静かなところを「瀞(とろ)」と呼んでいたところから来ている。

秩父鉄道長瀞駅から徒歩約15分のところに埼玉県立自然の博物館がある。

秩父をはじめとした埼玉県の自然について学べる。

この前、訪れたとき「蛇紋岩」の企画展を開催していた。

蛇紋岩は、ブラタモリで何回か登場した岩なので記憶に残っている。

この名前は、濃い緑色で光っていて、岩肌が蛇の皮膚のように見えるから付いた。

自然の造形物だけに同じものは一つとしてない。

埼玉県立自然の博物館の売りの1つは、「パレオパラドキシア」の復元骨格模型を展示していることだ。

パレオパラドキシアとは、アフリカで発生した束柱目(そくちゅうもく)で、ちかいとされているのはゾウの仲間の長鼻類(ちょうびるい)や、ジュゴンやマナティーなどの仲間の海牛類。

しかし、形からしてよくカバみたいと言われるそうだ。

パレオパラドキシアの生体復元模型を見るとカバに見えるのも無理はない。

数多くの参拝客で訪れる三峯神社。標高1102ｍに鎮座していて、紅葉の時期になると鳥居付近などで真っ赤な紅葉を見ることができる。

西武観光バス三峯神社行きの終点、三峯神社下車徒歩約2分のところにあるのが「三峰ビジターセンター」がある。

ここでは、三峰周辺に生息している多くの動物のはく製を展示している。

岩石、化石や奥秩父の巨大ジオラマも展示している。

入場料は無料。

秩父は、古代から自然の豊かな場所だったのが分かる。

また三峯神社に行きたくなったなあ。