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味な店 完全版 MAGAZINE HOUSE MOOK POPEYE特別編集
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | マガジンハウス |
発売年月日 | 2021/06/21 |
JAN | 9784838754809 |
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味な店 完全版
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
ホテルのルームサービスから商店街の焼き鳥屋まで、〈味のある店〉を訪れたPOPEYEでの連載をまとめた一冊。 流石POPEYE、フルカラーの写真がとにかくいい。料理以上に「店」にフォーカスした本なので、店構えや内装、食器、そして店主たちが魅力的に撮られていて、ただ美味しそうだとい...
ホテルのルームサービスから商店街の焼き鳥屋まで、〈味のある店〉を訪れたPOPEYEでの連載をまとめた一冊。 流石POPEYE、フルカラーの写真がとにかくいい。料理以上に「店」にフォーカスした本なので、店構えや内装、食器、そして店主たちが魅力的に撮られていて、ただ美味しそうだという以上に「行ってみたい」という気にさせる。 「喫茶店 トップ」と「ビストロ ポップコーン」には特に惹かれた。頑固なこだわりというよりも、変わらないことを柔軟に選択し続けた結果いまがある、という洒脱な風情。兄弟姉妹で営んでいるお店の回は似た面影の大人がはにかみながら並んでいる姿を見るだけでなんかいいし、石井好子の本でしか読んだことがない料理「ウフマヨ」の実物を初めて見たり、ギンガムチェックのテーブルクロスは照明が暗い店のほうが似合うなんて言われるとそんな気がしてきたり。店主さんの人生に迫る回もよくて、「TONY'S PIZZA」のご店主が若い頃ケネディに憧れてニューヨークへ渡ったら暗殺の瞬間に立ち会ってしまったという話はすごい。フレッシュトマトピザも美味そうだなぁ。 ところで、この世には二種類の人間がいると思う。話し言葉と書き言葉でキャラクターが変わる人と、びっくりするほど変わらない人。平野さんは完全に後者の人だ。 最初『生まれた時からアルデンテ』を読んだときは、ナイーブでガーリーな語彙を駆使してロマンティックに食を語る文章に失礼ながら「インターネットの人だなぁ」と思ったし、そんなに好きじゃなかった。だが、いつしかPodcastで「味な副音声」を聞くようになり、すっかり平野さんの言文一致体のしゃべりに慣れ親しんだせいで、本書では全部のテキストが脳内で音声に変換されるようになってしまった。括弧を使ったセルフツッコミなどの要素も、平野さんのいかにもオタクっぽい〈書き言葉しゃべり〉におけるリズミカルな相槌として自然に受け入れている自分がいる。(先々週読んだ四方田犬彦の『ラブレーの子供たち』と真逆だな。四方田さんの文章は頭のてっぺんからでてきたもので、平野さんのように喉を通って口からでてきた感じはしない) この本は店構えや料理を写した写真とテキストからなっていて平野さん本人はそんなに写りこんでいないのだが、写真を平野さんの一人称視点と考え、一人で店を訪れ黙々と料理を口に運ぶ平野さんのマシンガン的なモノローグを聞いている気分で読むのがベストだと思う。つまりこれは平野紗季子版「孤独のグルメ」なのだ。
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POPEYEのコーナー「味な店」が好き。単行本になったということで手に取りました。楽しみに読んでいる連載が一冊の本になるって嬉しいですね! 写真の見せ方、吹き出しの使い方、平野さんの文章がとにかく私好み♡ ほぼ関東だから旅行に遠出した時じゃないと、食べに行けないけどいくつも入り...
POPEYEのコーナー「味な店」が好き。単行本になったということで手に取りました。楽しみに読んでいる連載が一冊の本になるって嬉しいですね! 写真の見せ方、吹き出しの使い方、平野さんの文章がとにかく私好み♡ ほぼ関東だから旅行に遠出した時じゃないと、食べに行けないけどいくつも入りたいお店が載っていた。 平野さんのお店紹介や店長さんのコメントがゆるっとしていて好きでした。 フラミンゴのいるお店行ってみたいなあ〜 緑がいっぱい溢れてる、洋食 KUCHIBUEさんも良かった。なにより、お店でご飯を前にしている平野さんの表情が大好き。
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食べものは消えものであり、店は永遠ではない。 平野さんの食べものへの愛と飲食店への敬意に満ちた一冊。
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