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われらが痛みの鏡(下) ハヤカワ・ミステリ文庫
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われらが痛みの鏡(下) ハヤカワ・ミステリ文庫

ピエール・ルメートル(著者), 平岡敦(訳者)

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われらが痛みの鏡(下) ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/06/19
JAN 9784151814563

われらが痛みの鏡(下)

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商品レビュー

3.7

13件のお客様レビュー

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2024/09/25

ドイツ軍が国境を超えた、という噂にパリ脱出を始めるパリ市民。この物語では南へ、南へと人々は向かい、ルイーズは手伝っていたレストランの店主ジュールさんとやはりパリ脱出の列に加わる。しかしドイツ軍の空爆はあり、そこで双子の男の幼児と女児一人を荷車に乗せた保育士と会うが保育士は死んでし...

ドイツ軍が国境を超えた、という噂にパリ脱出を始めるパリ市民。この物語では南へ、南へと人々は向かい、ルイーズは手伝っていたレストランの店主ジュールさんとやはりパリ脱出の列に加わる。しかしドイツ軍の空爆はあり、そこで双子の男の幼児と女児一人を荷車に乗せた保育士と会うが保育士は死んでしまいその3人の子供をひきうけることに。・・ここらへんの場面は映画「禁じられた遊び」を思い浮かべてしまった。映画でもパリ脱出する市民の列に空爆があり、飼っていた子犬を追いかけた少女は両親も犬も死んでしまう。 また戦争の場面では、憎しドイツ、という感情をルメートルは書いている。ドイツ対フランスの関係性が垣間見られた。 2021.6.15発行 図書館

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2024/08/10

前2冊のようなサスペンス要素やどんでん返しを期待しながら読み進めていたのだけれど、ストレートな歴史活劇だったので結構肩透かしを食らった。 歴史状況の方が大きく動きすぎて、人物一人一人がそこに埋没してしまった感じはある。 ドイツに侵攻されるフランス大衆の様子はとても興味深く面白く読...

前2冊のようなサスペンス要素やどんでん返しを期待しながら読み進めていたのだけれど、ストレートな歴史活劇だったので結構肩透かしを食らった。 歴史状況の方が大きく動きすぎて、人物一人一人がそこに埋没してしまった感じはある。 ドイツに侵攻されるフランス大衆の様子はとても興味深く面白く読んだ。

Posted by ブクログ

2024/04/25

防衛線を次々突破して 迫りくる独の装甲師団。 我さきと逃げ出すパリ ジャン・パリジェンヌ。 街道に溢れる何千何万 もの避難民。 そんな歴史的な背景の なかに描かれる、 登場人物たちの数奇な 運命。 それぞれの抱く想いや 様々な感情が渦巻き、 個々の物語が重層的に 絡み...

防衛線を次々突破して 迫りくる独の装甲師団。 我さきと逃げ出すパリ ジャン・パリジェンヌ。 街道に溢れる何千何万 もの避難民。 そんな歴史的な背景の なかに描かれる、 登場人物たちの数奇な 運命。 それぞれの抱く想いや 様々な感情が渦巻き、 個々の物語が重層的に 絡み合い、 やがて大きなうねりと なって、 一つのテーマへと収斂 されていく。 誰か一人でも欠けたら 到達しえない、 明るい希望宿す結末に 向かって突き進む。 かくも壮大で読み応え ある贅沢な作品です。 三部作ながら一作毎に 異なる味わいがあって、 そこがまたいいですね。

Posted by ブクログ