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日本短編漫画傑作集(vol.3) 少年青年漫画編
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日本短編漫画傑作集(vol.3) 少年青年漫画編

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日本短編漫画傑作集(vol.3) 少年青年漫画編

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/06/30
JAN 9784091793522

日本短編漫画傑作集(vol.3)

¥605

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2025/10/08
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安部慎一 美代子阿佐ヶ谷気分 気だるそうな女性 なんで最後で泣いてるんだろ 永井豪 ススムちゃん大ショック 急に子どもを殺すようになった世界 松本零士 夜光都市のミライ 下宿で貧乏暮らしだけど、外は未来都市 謎の女の依頼で赤い花をとってくる 女の母ではなく、恋人へのプレゼントだった かわぐちかいじ 直次郎哀歌 京急日の出町黄金町が舞台 ヤクザ、賭博、抗争 辰巳ヨシヒロ 地獄 原爆とカメラマン、孝行息子と母の思いがけない真相 川崎ゆきお 猟奇の果 学生3人組? つげ忠男 へびの雨宿り 不思議なかんじ ジョージ秋山 俺はぼろぼろ ラストがよくわからない なんで笑ってるの? 鈴木翁二 オートバイ少女 中学生がバイクはダメ! 諸星大二郎 不安の立像 怖い怖い。人身事故を待ってたのねー 上村一夫 修学旅行 立場が入れ替わった女子高生の復讐 山上たつひこ 地球防衛軍 ナンセンスギャグ 解説 みうらじゅん 解説を読んでわかった川崎ゆきおは絵が下手なんだ やっぱり

Posted by ブクログ

2023/01/09

手塚治虫以後の漫画の爆発期後半、手塚治虫的なものが飽和状態となり、徐々にそこから離れていく段階のもの。明るく健康的なトーンから、内省的・破滅的なものへと向かっていく時代のもの。 自分は暗いテイストを好むので、この巻に収められている作品は好みのものが多かった。 (過去に行くと明る...

手塚治虫以後の漫画の爆発期後半、手塚治虫的なものが飽和状態となり、徐々にそこから離れていく段階のもの。明るく健康的なトーンから、内省的・破滅的なものへと向かっていく時代のもの。 自分は暗いテイストを好むので、この巻に収められている作品は好みのものが多かった。 (過去に行くと明るかったり教訓じみているし、最近のものは私には暗がりへの踏み込みはあまりないように感じており…。) 特に面白かったのは以下。 「ススムちゃん大ショック」永井豪 楳図かずおの漂流教室を思い出した。 大人が子供を急に殺し始める。 生き残った子供らは「本能というあやふやな糸が親子を繋ぎ止め、子を大切に育てていたがその糸がプツリと切れてしまったのではないか」と考察する。 が、ススムは自分の母親を信じたいと危険を冒して帰宅する。母親は虫やネズミのようにススムちゃんを殺した。親子関係についてふと考えてしまう引力があった。 「地獄」辰巳ヨシヒロ 原爆が落とされた直後の広島の街、主人公の写真家は母親を息子が肩揉みをしている影が焼き写った壁を撮影した。その写真は有名になった。写真家は人の死で金を稼ぐことに後ろめたさを感じつつも、世の中に注目されて有頂天になっていた。そんな中で死んだはずの(写真に収めた肩を叩く影となった)息子が現れ、あれは自分の友人に母殺しを頼んだために友人が母親の首を絞めている場面だと伝え、金品をゆする。写真家は人気のない川のほとりに息子を呼び出し、殺してしまう。 「ヘビの雨宿り」つげ忠男 つげ忠男はすごい!何事もないようでどこか不気味。急な雨に雨宿りする人と蛇。たいしたことのない会話のようでどこかおかしくて薄暗さを感じる。日常を文学にしてしまう。 「オートバイ少女」鈴木翁二 中学生の女の子がオートバイに乗ってでかける。黒目がちの少女が可愛らしい。コマには少女の心がぽつりぽつり記されていてなんともきれい。 若い男に下品な声かけをされて嫌な思いをしつつも海を目指す。桜の花の中を抜け虫の歌を聞き海に出ると、(うみはやわらかそうだ)と。とにかく美しく情緒的。 「不安の立像」諸星大二郎 電車の車窓から、いつも黒い布をすっぽり被った人影が見えることを気にする会社員の男性が主人公。周囲の人は、害がないから別に構わない、と気にもとめない様子。男性だけが気にしている。ある日その人間らしきものを追いかけて触れると異様な気味の悪さを感じた。また、ソイツが逃げていった先は行き止まりだったのに姿を消した。それからしばくして、ある日飛び込み自殺があったときに、ソイツが近付いて肉片を食べ血を舐めているのを目にする。男性は人間ではない何かだが、どこかで自分自身の闇に繋がっているような恐怖を感じ、ソイツを目で追うのをやめた。

Posted by ブクログ

2022/03/09

安部慎一「美代子阿佐ヶ谷気分」、永井豪「ススムちゃん大ショック」、松本零士「夜光都市のミライ」、かわぐちかいじ「直次郎哀歌」、辰巳ヨシヒロ「地獄」、川崎ゆきお「猟奇の果」、つげ忠男「ヘビの雨宿り」、ジョージ秋山「俺はぼろぼろ」、鈴木翁二「オートバイ少女」、諸星大二郎「不安の立像」...

安部慎一「美代子阿佐ヶ谷気分」、永井豪「ススムちゃん大ショック」、松本零士「夜光都市のミライ」、かわぐちかいじ「直次郎哀歌」、辰巳ヨシヒロ「地獄」、川崎ゆきお「猟奇の果」、つげ忠男「ヘビの雨宿り」、ジョージ秋山「俺はぼろぼろ」、鈴木翁二「オートバイ少女」、諸星大二郎「不安の立像」、上村一夫「修学旅行」、山上たつひこ「地球防衛軍」。この時代は私が最も漫画を読んでいた頃なので、既読の作品が多かった。安部慎一、鈴木翁二や川崎ゆきおが掲載されていることはうれしかった。

Posted by ブクログ