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真説 日本左翼史 戦後左派の源流1945-1960 講談社現代新書2620
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/06/16 |
JAN | 9784065235348 |
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真説 日本左翼史
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4巻通じての感想。 この両者の組合せに拒否感を覚える人もいるのだろうが、なかなか面白かった。 特に、戦後左派(第4巻は戦前だが)の潮流を大まかに掴むことができると言う点で良かった。更に詳しい本を読む際の取っ掛かりとしても良いだろう。対談形式で進むのでスピード感を持って読み進めるこ...
4巻通じての感想。 この両者の組合せに拒否感を覚える人もいるのだろうが、なかなか面白かった。 特に、戦後左派(第4巻は戦前だが)の潮流を大まかに掴むことができると言う点で良かった。更に詳しい本を読む際の取っ掛かりとしても良いだろう。対談形式で進むのでスピード感を持って読み進めることができる。 途中途中で、左派の運動の方法論が現代でも手を替え品を替えで登場していることにも気づいた。読んでいた時が都知事選真っ只中の時期だったので尚更。 全編通して、敗戦という日本史上の一大転換点のみならず、戦後においても現代の平成生まれの世代とこの時代を生きてきた人の間では思想に対する目線がだいぶ違うという事実に気付かされた。そのこと自体には良い面もあれば悪い面もある。社会主義や資本主義の言葉尻だけ捉え、不毛な議論に邁進するのが良いのかと問われれば首肯し難いが、だからと言って大学の場が思想に名を借りた凄惨な暴力の場になることにも賛同はできない。 衰退の途上にいる左派の思想自体を消してはならない、しかし思想が時に凄惨な暴力すら是認する歴史もまた学ばねばならない、という両者の主張はその通りだと感じる。 一点気になったのは、両者が元々社会党系の団体にいたこともあり、どちらかというと社会党に甘め、共産党に厳しめの評論をしていること(特に第2巻・第3巻)。ただ、これは両人がその時代を生きてきた手前、仕方のないことだろう。本人たちもその自覚をし、その点についても述べている。4巻ものの大編だが、先述した通りこの手の本の中では相当読み易いのでおすすめ。
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池上彰、佐藤優著『真説日本左翼史 : 戦後左派の源流1945-1960 (講談社現代新書 ; 2620)』(講談社) 2021.6発行 2023.12.11読了 日本共産党と日本社会党を車の両輪にして日本左翼史を追ってみようという野心的な書。 対談形式になっているが、理路整...
池上彰、佐藤優著『真説日本左翼史 : 戦後左派の源流1945-1960 (講談社現代新書 ; 2620)』(講談社) 2021.6発行 2023.12.11読了 日本共産党と日本社会党を車の両輪にして日本左翼史を追ってみようという野心的な書。 対談形式になっているが、理路整然としていて読み応えは抜群。何度も読みたくなる。 同じ左翼の仲間に見えてもなぜ日本共産党だけが嫌われるのか。その理由が明らかにされている。 URL:https://id.ndl.go.jp/bib/031480888
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労農派と講座派の対立から説き起こした左翼の戦後史。 明治維新の評価の差=日本社会の現状認識の差 となったというのが盲を啓かれた感じ。 労農派は維新を封建制を倒したブルジョア革命と定義し、維新後の日本は資本主義→帝国主義段階と考えてダイレクトに社会主義革命を志向した。労農派≒社会党...
労農派と講座派の対立から説き起こした左翼の戦後史。 明治維新の評価の差=日本社会の現状認識の差 となったというのが盲を啓かれた感じ。 労農派は維新を封建制を倒したブルジョア革命と定義し、維新後の日本は資本主義→帝国主義段階と考えてダイレクトに社会主義革命を志向した。労農派≒社会党系の認識は、我々一般人にも理解の可能な範疇かと思う。 が、講座派は維新後の日本を半封建社会と捉え、まずは民族主義革命による国民国家の樹立を目指せ!と二段階革命を号令する。この講座派=共産党の強烈な認知の歪みには、びっくり仰天な雑魚なのです。 そして、おそらく正しい認識をしていた労農派≒社会党の現在がほぼ壊滅なのに対し、ヤバめで異常な認識から出発した講座派=共産党は冷戦敗北の試練を乗り越え一周回って党勢は再興。なんたる歴史の皮肉ね。 これはアレですかね、教義は狂ってるほど良いって宗教大原則その1(個人の偏見です♪)が適用される事例なの?と考え込んだり。 鉄の規律と歪んだドグマを金科玉条にゴリゴリと党組織を全国展開し、人材も資金も自前ので調達する共産党の昭和で20世紀な組織戦略が正解だったのか?と想いを巡らせたり、 ノリと勢いに適度なゆるふわを売りに幅広く国民大衆を糾合したけど、党の組織や機能の強化を怠り、理論面は社会主義協会に丸投げで、資金や選挙運動は総評に依存した社会党の、ある意味今風な提携と外注を駆使した戦略は間違っていたのか??と思案したり。 ともあれアウトソーシング全盛の現在に、自己完結型組織の強靱さを示した好例かも。とか歴ヲタとしては考え込んだりするのだな。 何と言うか、時代が一周し戦乱の時代が迫る今こそ、ビジネスパーソンは考えるべきよ♪ あと、革共同系の革マル派の理論家を推してたのが以外だったけども、よく考えてみれば、時代の徒花的に大暴れして玉砕したブント系よりも、曲りなりに今も命脈を保ってる革共同系の革マル派や中核派のほうが、依拠する革命理論とその理論の具現たる組織の骨格も見るべきものがあるって事なのかな? 命脈を保ち元気にテロられても困るが、良いものは良いって認めようってこと?ぬぅ(-_-;) このあたりの、新左翼運動の勃興と壊滅は次巻のメインテーマになるとおもう。 楽しみなのだ♫
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