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山の怪異大事典
定価 ¥2,200
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在庫あり
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 宝島社 |
発売年月日 | 2021/06/11 |
JAN | 9784299012166 |
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山の怪異大事典
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商品レビュー
3.5
4件のお客様レビュー
一つひとつのエピソードは短いが読み応えある。 地域ごとにまとめれているところがいいし、民俗学的にも興味深い。
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山に関する様々な怪異や伝説、都市伝説を扱った本。山というものは異界として不思議なものが住むところだと考えられていたようだ。 昔から現代まで様々な怪異や怪談が語られており、なんだか流行りの怪異などの移り変わりもなんとなく見えてくる気がして面白い。また部分的に似ている話や掲載され...
山に関する様々な怪異や伝説、都市伝説を扱った本。山というものは異界として不思議なものが住むところだと考えられていたようだ。 昔から現代まで様々な怪異や怪談が語られており、なんだか流行りの怪異などの移り変わりもなんとなく見えてくる気がして面白い。また部分的に似ている話や掲載されている別の昔話と似ている都市伝説などもあり、広まり語り継がれ分岐していくフォークロアとその語り手の息吹のようなものも感じられる。 また山の中に住む人達の話は多く、昔は、もしかしたら今もこうして山の中に世捨て人的に住む人がいたのだろうか?と妄想される。 最も気になっている点として狐や狸や天狗などよく知られた妖怪の仕業とされる怪異も多いことである。しかしそれらには実際にみて確認されていないものも多く憶測にすぎない。意味不明なものに馴染み深いものを被せて理解しようとする先人の心持ちが伝わるようで、なんとも言えない不気味さがあると思う。 たが数ある怪異の中で一番驚いたのは、志合谷の泡雪崩である。猛烈な雪崩の勢いで、建物の三階と四階が吹き飛び600mも飛んだというのが実話だということに驚かされる。現実は小説よりも奇なりというが、なるほどこれほど不思議なことが起こる山というスポットならば人々が怪異の舞台に選ぶのも納得だと思った。
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日本全国の『山』にまつわる怪異を収録した「山の怪異大事典」。 山という大きな括りを「山」「山道」「峠」「水場」「巨岩」「山村」「家屋」「 山小屋」「神社」「仏閣」「墓場」「祠」「炭鉱」「鉱山」「姥捨山」「山城」「トンネル」「戦場跡」「火山」「洞窟」の20項目に区分けしています。...
日本全国の『山』にまつわる怪異を収録した「山の怪異大事典」。 山という大きな括りを「山」「山道」「峠」「水場」「巨岩」「山村」「家屋」「 山小屋」「神社」「仏閣」「墓場」「祠」「炭鉱」「鉱山」「姥捨山」「山城」「トンネル」「戦場跡」「火山」「洞窟」の20項目に区分けしています。こういう細いこだわりみたいなものが、朝里樹の癖が見えるようで楽しいです。 20項目の中で、怖さを感じるものというと「トンネル」でしょうか。一番身近にあるもので、最も異界を感じるからです。トンネルそのものに感じる怖さももちろんあるのですが(夜中に歩行者として通るなんていいおじさんになっても躊躇します)、単純にこちらとあちらを分けているという存在理由が怖いのです。このトンネルを抜けたら別世界に通じている、という感覚。暗闇が深ければ深いほど、それは周囲もそうだしトンネル内部もそう、この感覚は研ぎ澄まされていき怖さも増してゆきますね。 ガリバートンネルみたいなトンネルなら大歓迎なのだけど。 トンネルにまつわる怪異で記憶に残っているのは、昔見たテレビ番組。心霊特集で場所は覚えていないのですが、視聴者映像だったと思います。 肝試しで行った山中のトンネル。その入り口でビデオに写っていたのは、という流れ。 トンネルに入り口に差し掛かった時、道路の脇に体育座りしたちびまる子ちゃんの姿の幽霊が手招きしていたんですよ。それがとにかく怖くて。小学生だったかなぁ。佇んでいるとかでなくて、手招きしている、というのが異常に怖かったです。いまだに覚えているぐらいですからね。 あれに招かれていたら、どうなっていたんだろう、という恐怖。 あの映像が本物か偽物かはわからないですが、怖いという記憶は本物です。 北海道・東北の項の「豊浜トンネルの魔人」は覚えていますね。‘96年の落盤事故の 時に起きた騒ぎです。テレビで見ていて、発破で崩れた斜面が人の顔のようだ、と思ったものの不謹慎と思って黙っていたのを思い出します。騒ぎになってしまったので、自分だけの見間違いではなかったのだと思いましたね。変なもも、見てはいけないものを見てしまったのでは、という感覚でした。 怪異・怪談になるということは、少なからずその原因になる事件や出来事があるもので、それは人の生死に関わることも多々あります。怪異・怪談に触れる際は、そこに留意して興味本位で騒ぎ立てるようなことはしたくないものです。 なんというか、何かしらの思いが存在しているであろうものに対して、土足で踏み込み蹴利散らかすようなことはやってはいけないと思うのですよ。
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