ドラッカー×社会学 コロナ後の知識社会へ

井坂康志(著者), 多田治(著者)

• 販売会社／発売会社: 公人の友社
• 発売年月日: 2021/05/28
• JAN: 9784875558637

商品レビュー

2022/01/17

はじめに―知識と社会の二重性
社会の現実の半分は、頭のなかの世界だ
沖縄イメージ、大河ドラマー事実とズレたイメージも、現実を形形成している
知識社会としての近代・現代
１章　知識社会とは何か
１『断絶の時代』と知識社会論
知識社会の地図
日本の戦後経済
仮想敵としてのモダン
ナチスとドラッカー
ユダヤ人として
知識と教育
２知識と知覚
雪かき動画が教えてくれたこと
方法知は知識社会の中心
未知なるものの体系化
知覚の重視
現実の受容から始まる
２章　ドラッカーと社会学的思考
１社会生態学
井坂本からの触発
社会生態学とマネジメント
ポストモダン的な世界観
関係とプロセスの社会学的思考へ
２知識社会
ドラッカーの知識論
社会学で扱う「現実」と「知識」
暗黙知の次元
知識社会と脱工業化ードラッカーと堺屋太一
知識労慟と文化資本・象徴資本
経済と社会
３章　知識の生産性
１強みとは何か
知識時代の生産性
「強み」を見きわめる
目標を活用する
フィードバック分析を使う
予期せぬ成功を利用する
２イノベーションの考え方
「未来はわからない」
未来は「前」か「後ろ」か
過去から未来を創るのに重要なこと
反復と継続で観察力は高まる
「予期せぬ成功」を探す
ある青果店が見つけたこと
「予期せぬ出来事」を利用する仕組み
「うまくいったことだけを考える会議」
未来を創るために、今日から日記を掛いてみる
４章　知識社会と社会生態学をめぐる対話・前編
１ドラッカー思想をどう理解するか
思想と実践の使い分け
ドラッカーの初期三部作
２学校教育と知識社会
学校教育の閉窪惑
浪人時代は学びの原体験
アウトサイダーの学び
エビデンスでは語れない現実の神秘性
３樹木図と社会生態学
樹木図とは
個人的な体験と思想形成
社会生態・自然生態
４時間論の重要性天知なるものの体系化
「私たちは何を知らずにいるのか？」
過去に目を向ける
全体と部分の関係
５章　知識社会のプラクティス
１ネクスト・ソサエティ
新しい知識社会
小さなコミュニティ
アセスメントよりモニタリング
アマチュアからスタートする
リベラル・アーツ
知識と社会
２外の世界を見ること
顧客は誰か
組織は一本の樹
8つの目標
人、物、金
社会的責任
利益をどう考えるか
目標間のパランスをとる
集中についての決定
顧客は外にいる
マーケティングの理想
観察は立派は仕事
３「知らないこと」を利用する
奇異な事柄
予期せぬ成功
計画はリスクを引き受ける
「経営者に贈る5つの質問」
４自分自身のマネジメントー時間管理法
『経営者の条件』は何を語るか
時間からスタートする
焦点は成果にある
「汝の時間を知れ」
一時にーつの仕事をする
会議の作法
「やめたことはありますか？」
意識して見直す
未来を縛らないように
６章　知識社会と社会生態学をめぐる対話・後編
１AI時代の人間と知識社会
意識変化を伴う技術革新
人間の拡張
２渋沢栄一とドラッカー
渋沢栄一とドラッカーの公共性
知識人とはどのような人か
渋沢栄一の業績
組織の合理主義
全体主義的な空気
質的なものを扱う「科学」
３コロナ後の知識社会へ
どのような知識社会を支持するのか
知識社会と個の解放
知識社会の時代のコミュニティ
「知縁」という新しい縁
おわりに―新しい風景