1,800円以上の注文で送料無料

それでも世界は回っている(1)
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

それでも世界は回っている(1)

吉田篤弘(著者)

追加する に追加する

それでも世界は回っている(1)

定価 ¥1,815

1,375 定価より440円(24%)おトク

獲得ポイント12P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/19(火)~11/24(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2021/05/28
JAN 9784198652906

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/19(火)~11/24(日)

それでも世界は回っている(1)

¥1,375

商品レビュー

4.1

33件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/03

万年筆のインクを集めている。 昨今、たくさんのメーカー(や個人)がご当地インクやコンセプトインクなど、とにかく数えきれないほど出しており、まさに百花繚乱の状態だ。 中でも人気はやはり青系インクなようで、たぶんバリエーションは一番多いのではないか。 水のように澄んだライトブルーか...

万年筆のインクを集めている。 昨今、たくさんのメーカー(や個人)がご当地インクやコンセプトインクなど、とにかく数えきれないほど出しており、まさに百花繚乱の状態だ。 中でも人気はやはり青系インクなようで、たぶんバリエーションは一番多いのではないか。 水のように澄んだライトブルーから、夜の底のように深い深く、星さえ見えない日のブルーブラックまで。くすんだ青、煌めくラメの混ざった青。 この世に青いインクはどれだけの数あるのだろうか(これを書いている今も新たな「青」が誕生しているかもしれない)。 ****** この世で一番美しい「青いインク」の物語、そのはじまり。 「月とコーヒー」で書かれていたインクはこれか。 これはインクが主役(と言っていい)の物語。 失われたインクを求めて旅に出る少年と彼を取り巻くさまざまな人たちとの交流が描かれる、どこかわからない不思議な世界。 世界のあらゆるものを収蔵する博物館で仕事をする少年。彼はリアルで地に足つけた社会には居場所がない子どもだ。 博物館での仕事は彼のための世界だったけれど、彼に仕事を教えてくれた"師"ともいえる人がある日突然亡くなってしまうところからストーリーは始まる。 彼は仕事を引き継ぐことになるのだが、これまで記録のために使われていた青いインクが尽きてしまったことを知る。ストックもない。けれど、この記録をするのはそのインクでなければならないのだった。 自由人の叔父とともに、インク工場があったという小さな町への旅に出る少年。テレパシー?で彼と会話する謎の少女。なぜだかわからないが彼を追いかける刑事。続きがとっても気になる(たぶんハードな話にはならないはず)。 どこのものでもない、不思議な世界の物語。 どこのものでもなさそうな名前のひとたち。 優しく温かく、なにかどこかの星の光景をスノードームの外側から眺めているような、滋養に満ちたスープのような、そんなお話だ。 ****** さて、万年筆インクの楽しみは、書くこと以外にもいろいろあって。 特に(何の役にも立たないが)楽しいのが「滲ませる」こと。ペーパークロマトグラフィー的な感じでインクを水で滲ませると実にたくさんの色が含まれていることが実感できる。似た色だと思っていたインクの中にまるで異なる色が含まれている驚き。 筆を洗ったあとに拭いたティッシュペーパーについたインクの残りとか、えも言われぬ美しさですよ。未体験の皆さま、ぜひ一度。

Posted by ブクログ

2024/10/26

最近疲れて本読めないなぁと思っていたところ、この本に出会い、面白くて読みやすくて読み終えることができました。休息が大事、寄り道も大事、という言葉に励まされました。明日からも頑張れそうです。私が何をしようが、世界は回り続けているのだから。続きも読みます。

Posted by ブクログ

2024/10/16

文章から優しさが感じられて、はっとする言葉や寄り添ってくれる言葉に安心感を抱きながら読むことができた。ストーリー展開もわかりやすくて、続きが気になる。 館長の言葉がとても心に残った。この先より良く人生を歩んでいくためには休養が必要で、そうして私が一息、あるいは長い旅に出てから戻っ...

文章から優しさが感じられて、はっとする言葉や寄り添ってくれる言葉に安心感を抱きながら読むことができた。ストーリー展開もわかりやすくて、続きが気になる。 館長の言葉がとても心に残った。この先より良く人生を歩んでいくためには休養が必要で、そうして私が一息、あるいは長い旅に出てから戻っても世界は何ひとつ変わらずに回りつづけている。世界が回りつづけているからといって、私まで回りつづける必要はないんだと、そう思ったら少し気持ちが楽になった。 寝る前とか、コーヒーを飲みながらゆっくり読みたい本。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品