老いの取扱説明書 ニュートンムック Newton別冊

ニュートンプレス(編者)

• 販売会社／発売会社: ニュートンプレス
• 発売年月日: 2021/05/17
• JAN: 9784315523805

商品レビュー

2022/01/27

ホルバスの時計＝遺伝子のメチル化を調べることで老化の度合いを調べる方法
寝ている間にアミロイドβが取り除かれる
過剰な栄養摂取で栄養を感知する仕組みが壊れる＝老化が進行、食欲の制御ができなくなる
慢性炎症が肥満、Ⅱ型糖尿病、動脈硬化などの原因。
食事の多様性が海馬の萎縮を防ぐ。食事多様性指標

高齢になると前向きなことに目が向く＝ポジティビティ効果=エイジングのパラドックス。
高齢者は、ネガティブ情報に注意して危険を回避する動機が小さい。そのためポジティブなことに目が向きやすい。
SOC理論（選択最適化補償理論）＝目標を絞り込み、自らの能力の範囲で、周囲の力を借りる、と目標を達成できる。
ルービンシュタインが90歳近くまで現役だったのは、弾く曲を絞り、繰り返し練習し、スピードを調整して演奏したから。

高齢期は、自分の人生に満足して受け入れる統合を達成する。超高齢期では、死を超越する。＝エイジングパラドックスの理由＝体が衰えても幸福感は低下しない。

未来にやりたいことがある人は、うつ症状を発生しない。自分がいないとペットが死んでしまう、場合は絶望に耐性が生まれ、生き残れる。
高齢者の転倒は自分の能力のずれから。定期的に運動すること。

高齢になると健康の定義が難しくなる。基準値が設定できない。ばらつきが大きい。前年の1~2割数値が違ったら異常がおきていると考える。
体重、血圧に注意。

歯周病菌が動脈硬化を引き起こす。

2021/12/29

コレもまた興味深い一冊であった。人は老いる事は避けられない。その中でも10に見合った老方老野遅らせる方法泳げ入れるやり方をに対しての情報が満載に掲載されとても参考になった
いかに健康寿命伸ばすかが最重要であると思う
スーパーセンチナリアンを目指すのも良い
スーパーサイヤ人みたいだし

2021/11/15

「不老不死の薬」を求める伝説が,世界中に残っていることからもわかるように,私たち人類は老化を防ぎたいと願ってさまざまな手段を講じてきた。現在では,そうした願いは科学の力によって,実現しつつある。さらに「老化は必ずしも不可逆的(もとには戻れないもの)なものではなく,部分的には“治療"することもできる」という新しい考え方をもつ研究者もあらわれはじめています。このように,老いに対する研究は今でも活発に行われており,新たな知見が数多く生まれているのです。加齢にともなって体が衰えるしくみや,老化を防ぐ正しい生活習慣,老化に対抗するための最新研究などを紹介します。【目次】
1.人はなぜ老いるのか
脳の老化 皮膚の老化 骨と筋肉の老化 目耳の老化
消化器官の老化 免疫の老化 その他の器官の老化 細胞の老化 幹細胞の老化 Column 1 老化のメカニズムのひとつ ゲノムの変化とは? Column 2 実際の年齢と生物学的な年齢 〜自分の老化時計を知る〜
2. 「老けない人」は何がちがうのか
健康な高齢化 長寿遺伝子 睡眠と脳脊髄液
スーパーセンチナリアン 長寿と心血管病
心臓と腎臓の血液循環 老化と細胞損傷 ゲノムの不安定性 BubR1遺伝子 食事制限と老化 テロメアの萎縮
エピジェネティックな変化 プロテオスタシスの喪失
栄養感知の制御不全 ミトコンドリアの機能不全
細胞の老化 細胞間コミュニケーション 食事の多様性と認知症 家でもできる運動
Column 3 日本一長寿なのは, 47都道府県のどこ?
Column 4 日本の高齢者の数的思考力
3. 「老い」と向き合う心
生物・心理・社会モデル ポジティビティ効果 主観年齢 SOC理論 超高齢者の心理 マインドフルネス 精神的QOL
Column 5 高齢者の転倒は主観と客観のズレが原因?
Column 6 認知機能と意思決定の老いは資産寿命を縮める可能性も Column 7 「ベテラン」になっても輝きつづけるためには
4.未来の「老い」はどうなるか
老化の多様性 ゾウと老化細胞 GLS1遺伝子
ゲノムのダークマター 寿命の伸長 病気のモニタリング
アンチエイジング薬 老いのゆくえ
5.検査数値で見る「老い」の兆候
高齢者の基準値 検査数値を比較る 体重と血圧 自分に聞く
三つの予防 老化と歯周病 老化を遅らせる運動法
老化を遅らせる食事法
検査数値表のみかた あなたの検査数値をチェック!
Column 8 フレイルでも,安心できる社会を目指す