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くさまくら 万葉集歌解き譚 小学館文庫
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くさまくら 万葉集歌解き譚 小学館文庫

篠綾子(著者)

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くさまくら 万葉集歌解き譚 小学館文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/05/07
JAN 9784094070200

くさまくら

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商品レビュー

3.3

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2021/10/28

万葉集 歌解き譚 シリーズ3 助松と父・大五郎は富山の出身である。 大五郎は、富山藩の武士であったが、陰謀に巻き込まれた末、脱藩を余儀なくされた。助松が富山を出ることになったのは、赤子の頃の事で、故郷の記憶は無いが「万葉集」を編んだ大伴家持にゆかりの土地と知り「万葉集」にいっそ...

万葉集 歌解き譚 シリーズ3 助松と父・大五郎は富山の出身である。 大五郎は、富山藩の武士であったが、陰謀に巻き込まれた末、脱藩を余儀なくされた。助松が富山を出ることになったのは、赤子の頃の事で、故郷の記憶は無いが「万葉集」を編んだ大伴家持にゆかりの土地と知り「万葉集」にいっそうの興味を持っている。 助松父子が奉公している、油問屋と薬種問屋を営む大店「伊勢屋」の娘しづ子と母親・八重が伊香保に旅をすることになり、助松と手代の庄助、女中のおせいが同行を命じられた。 護衛役として、葛木多陽人が、付かず離れず、一行に随行する。 伊香保に着いた途端に、多陽人が、別行動を願い出たが、帰ってくる約束の日が過ぎても、戻ってこない。 心配になった、庄助と助松が、探しに出かける。 が、村人に聞いても、この奥には、村など無いと言うばかり。 更に奥に進んで行くと、急に夕霞が出て、更に、白虹が出て、それが消えると、穏やかな村の景色が、現れた。 「ここへやって来た人はもう戻れない」と言う不思議な村の村人。 謎が謎を呼ぶ、伊香保温泉の旅。 助松、庄助は、無事に多陽人を見つける事が出来るか。 しづ子の多陽人への恋心が、ますます募ってきた様子。 飄々とした多陽人の気持ちは? 最後に「加賀藩の参勤交代」と聞いた時の、多陽人の様子が、気にかかる。 次作が待ち遠しい。

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2021/10/22

伊香保温泉への旅。 警護を頼まれた葛木多陽人。 しづ子お嬢さんと母、助松、庄助ら総勢6人旅。 途中地図にも載っていない落人の村が。 そこに迷い込んだ人は帰れないという。 万葉集の歌が繰り広げられる旅の空。 事件が起こるのだが。

Posted by ブクログ

2021/08/23

日本橋の薬種問屋『伊勢屋』に奉公する小僧・助松。(13歳) 伊勢屋のお嬢さま、油谷(ゆや)しづ子。(18歳) 謎の陰陽師、葛木多陽人。(20代半ば) おそらくこの三人が主人公の、「万葉集歌解き譚」第三弾。 今回は、伊勢屋のお嬢さま・しづ子と、母親である、伊勢屋の女将・八重(やえ...

日本橋の薬種問屋『伊勢屋』に奉公する小僧・助松。(13歳) 伊勢屋のお嬢さま、油谷(ゆや)しづ子。(18歳) 謎の陰陽師、葛木多陽人。(20代半ば) おそらくこの三人が主人公の、「万葉集歌解き譚」第三弾。 今回は、伊勢屋のお嬢さま・しづ子と、母親である、伊勢屋の女将・八重(やえ)が伊香保に旅をすることになり、助松と、手代の庄助、女中のおせいが同行を命じられた。 更に伊勢屋の客であり、主人の信任厚い多陽人が護衛を依頼され、付かず離れず、一行に随行することになった。 もう、最初っから多陽人の動向が怪しい。 三作目だが、誰かが囚われるのがお約束。 そして、ミステリアスな出来事が起こり、解いてみれば夢から覚めて現実的な捕り物に繋がる、という作り。 事件は、薬種問屋「伊勢屋」にからんで薬草が重要なアイテムになることが多い。今回も。 一作目では、多陽人に対して、「狂歌など作って、ふざけたお人、プンプン!」だったお嬢様が二作目段々とデレて、今作では隠さず首っ丈である。 助松も、一人で行動して成果を上げるなど、成長いちじるしいが、なんだか「罪作りな男」になろうとしていないか?! 断りづらいからといって、変な期待を持たせてはいけないよ?! 毎回、謎解きお手伝いのゲストキャラが登場するが、今回は、伊勢屋の手代・庄助さん。 しっかりしていて人柄も良く、商売にも熱心。 一作目では、助松の父・大五郎さんのこともあり、「伊勢屋」って信用していいのだろうか?という感じだったが、今回の、庄助さんの行動、女将さんの八重の落ち着いたリーダーシップを見て、良いお店なのだろうと思えた。 しかし、毎回の多陽人の働きのおかげで事件が解決できるわけだが、多陽人本人に関してはまた一段と謎が深まる。 一件落着して人々が引き上げてみれば、そこにポツンと残された箱がある。 ・・・そんな感じだ。 第一首 くさまくら 第二首 武蔵野の 第三首 伊香保ろの 第四首 木綿畳(ゆふだたみ) 第五首 鶯の 第六首 常世辺(とこよへ)に 第七首 天地(あめつち)の 第八首 たびころも

Posted by ブクログ

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