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岸惠子自伝 卵を割らなければ、オムレツは食べられない
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2021/05/01 |
| JAN | 9784000614658 |
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岸惠子自伝
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岸惠子自伝
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商品レビュー
3.7
23件のお客様レビュー
お顔はなんとなく存じあげていた岸惠子さん。 先日の訃報のニュースで知った経歴に興味を持ち、読んでみました。 昭和7年生まれで空襲も経験。女優となり、フランス人の映画監督と結婚して渡仏するも一度は離れた女優業を再開し日仏間を行き来する生活。 離婚を経てジャーナリストとしても活動を...
お顔はなんとなく存じあげていた岸惠子さん。 先日の訃報のニュースで知った経歴に興味を持ち、読んでみました。 昭和7年生まれで空襲も経験。女優となり、フランス人の映画監督と結婚して渡仏するも一度は離れた女優業を再開し日仏間を行き来する生活。 離婚を経てジャーナリストとしても活動を始め、中東やアフリカに自ら赴て取材をされた、そんな人生をまとめた自伝です。 岸さんの結婚当時、日本からパリへのフライト時間は48時間だったことを考えるとよほど強い意志がなければできることではありません。 個人的な話になりますが、私は夫の中国駐在に帯同した経験があります。現地では週に2回語学学校で言葉を学び、妊娠・出産・育児をしました。それだけでもう正直精一杯でした。周囲には大学に入って学んでいる方もいたので、そこまでできなかった自分を今も後悔しています。 岸さんは昭和30年代に現地の語学学校のみならずソルボンヌ大学にも通われたとか。ご本人も「底力のありったけを駆使して疲れ果てた」と書かれていますが、この方がお持ちの底力は並々ならぬものなのでしょう。 このところの自分を省みると同時に、言い訳なしで全力でやってみようと思わせてもらえました。 閑話休題。 この本には岸さんが取材をされた国や地域のことが数多く書かれています。イラン、イスラエル、パレスチナなど今も毎日ニュースで取り上げられている国ばかりです。 「アイヌ民族、ウチナーンチュという素晴らしい歴史を持った人々以外、ほぼ単一民族に近いと思われている日本の読者には、視線をもう少し上げて世界を見てほしい」そうです。 やはり知ることは大切。この本で初めて知ることも少なくありませんでした。 整ったとは言い難い、個人的な日記のような文体なので決して読みやすくはありません。また、彼女の考え方や生き方すべてに賛成できるわけでもないけれど、読んでよかったです。 最後になりましたが、ご冥福をお祈りします。
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さすがに華麗な人生。一方でただのきれいな女優さんではない姿もそこかしこに出てくる。かつ、岸惠子って聡明な人だと思っていたけどそうでもないのかなというエピソードもちらほら。向こう見ずで突っ走っては危険な目に遭うこともしばしば。 何となくしみたのは娘夫婦と同居するなかで出過ぎてしまい...
さすがに華麗な人生。一方でただのきれいな女優さんではない姿もそこかしこに出てくる。かつ、岸惠子って聡明な人だと思っていたけどそうでもないのかなというエピソードもちらほら。向こう見ずで突っ走っては危険な目に遭うこともしばしば。 何となくしみたのは娘夫婦と同居するなかで出過ぎてしまい疎まれているのを感じて去るところ。夫と別れたときなど自分で家族を壊してきてしまった記憶を反芻するところは、人からは羨まれるような人生のようでもままならぬことがあるのだなあと思ったり。 350ページほどもあるのでちょっといそがしいなかで読めるだろうかと思ったけど、わりと字が大きかったのもあったし、何より内容がおもしろくてどんどん読めた。読者は年配者が多いだろうから字を大きくしとくのはよいと思う。
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この女優さんがそもそもインテリで、根っからの女優としてその身を捧げているわけではないからか、いつも感じる「大女優の自伝は面白い」という感想が特にうかばなかった。「女優としてその身を捧げ」たくはない旨、ご本人も長谷川一夫との会話を再現しながら語っている。 全体の基調として流れる、...
この女優さんがそもそもインテリで、根っからの女優としてその身を捧げているわけではないからか、いつも感じる「大女優の自伝は面白い」という感想が特にうかばなかった。「女優としてその身を捧げ」たくはない旨、ご本人も長谷川一夫との会話を再現しながら語っている。 全体の基調として流れる、それぞれきちんと取り繕いながらも、至る所で特定できる人に毒を吐いているそのタッチは面白かった。 ちなみに途中で掲載される、盟友有馬稲子と当時の夫中村錦之助、さらには長嶋・王・野村・稲尾という野球史のトップ中のトップとのパリのご自宅での集合写真は、必見だと思う。まさに昭和の大スターが集合したとんでもないシーン。
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