マンガでわかるLGBTQ+

パレットーク(著者), ケイカ(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2021/04/28
• JAN: 9784065224922

商品レビュー

2025/09/20

私は娘にTHE女の子の名前をつけた（別にジェンダーのことを考えなかったわけではない）けど、今人気のジェンダーレスネームをつける方々はこの本に書かれていることのどこまでを考えてつけているんだろうか？とふと思った。
生まれる時に与えられた性と性自認が違うことを考えて…というが、あなたらしくという割にジェンダーレスネームをつけること自体がジェンダーをより意識しているのではないか？　あなたらしさを重視するにはできることは子供がありのままいられる環境を作り続けること以外になくないか？
そしてあまりにもLGBTQのひとたちを尊重して丁重に扱うこと自体も特別扱い＝ある種の差別ではないか？異性愛の人が目の前にいたとき、何も特別扱いしないのにね。普通に接する人が大多数になる事が何よりそう言う人たちが生きやすい社会にするための第一歩な気がします。
この本、めっちゃいいこと書いてるんだけど書き方的に、は？ってことがちょいちょいありました。

2025/02/22

最近読んでいる小説にトランスジェンダーの登場人物が出ていたことをきっかけに、学びたいと思い読み始めました。

読みやすい漫画形式でLGBTQ+に関する知識、それぞれの人が葛藤を抱える様々なパターンを知ることができました。

Sexual Orientation（性的指向）とGender Identity（性自認）の頭文字をとったSOGI（ソジ）という、異性愛者も含めたすべての人が持っている属性のことは全く知らなかったので特に学びになりました。

LGBTQ+についてはどうしても第三者的にみてしまいがちですが、どんな人でも何らかの性的指向は持ち合わせているので、誰もが多様性の中の一員であると、本書を読む前よりも当事者意識を持つことができました。

まずは知ることがファーストステップですね。

2024/09/05

LGBTについて知りたいと思い、読んでみた。
手に取ったきっかけは、もともと恋愛について疎かったので恋愛感情を持たないアロマンティックなのかと思ったから。学校に行ってたけど好きな人なんていなかったし、恋愛がピンとこなかった。

結局男性と普通に恋愛ができることがわかったけれど、その人は本書の中でいうホモフォビア（同性愛を嫌悪すること）だったんだなぁと思った。男同士で一緒に寝るのは無理とか、女の子同士レズ？がいいとか一般的な男の人の思考だったように思う。

働き始めてお茶出しは女性がやるもの等、疑問に思うことはたしかにあった。まだまだ日本全体が女らしさと男らしさはこうだと狭い価値観で作られていることがわかる。

でも私もたまに女とか男とか一括りにして話してしまうことがあるし、ダメだなと感じる。少しずつ直していく必要があるし、そうやって自分の周りから変えていくことが大事なんだと思う。