ぼくたちに、もう社員は必要ない。 ひとり社長のビジネス拡大戦略

相馬一進(著者)

• 販売会社／発売会社: ぱる出版
• 発売年月日: 2021/04/30
• JAN: 9784827212747

商品レビュー

2024/08/23

業務委託のまま会社を大きくするのは、固定費が発生していない分難しい。
リモートワーカーは社員雇用ではない。
労働基準法の基本は工場労働が基本。タニタはリモートワークするために、個人事業主に変換している。
業務委託契約であれば成果報酬にできる。
自分の報酬を自分で決めると、報酬のインフレが起きる＝成功は自分のおかげ、失敗は他人のおかげ、と考えやすい。女性は遠慮がち。謙虚が美徳とされている。
副業ではなく複業を認める。
副業を認めないのは、他の企業を知らせないため。

グラデーション組織をつくる。
リモートワークに適している人もいる。外交的な人は向かない。
リカルドセムラーが経営しているセムコという会社。会社の中にルールがない。
ザッポスのトニーシェイ。
伊那食品工業。
未来工業。

理念とは、会社の抽象的な理想。
価値観とは、具体的な行動指針。
チームの組織化には価値観を作ることが先。

人が不満を感じるのは作業環境や条件＝衛生要因。
満足を感じるのは仕事そのもの＝動機付け要因。
仕事そのものに同意している人材を求める。衛生要因で人を誘うと、すぐに満足しなくなる。
リクルートのためにブログを書く。

採用と能力の相関が強いのは、ワークサンプルテスト＝実際にサンプルとして仕事をして貰う、IQテスト、構造化面接＝すべての面接者に同じ質問をする。過去のパフォーマンスを説明して貰う。過去の行動について同じ質問をする。実際の行動を聞けば、口先でごまかせない。学歴は一番相関がない。
カメラはオフで。顔を見ない。服装、容姿で左右されないように。
女性はイケメンに優しく、美人に厳しい。

情報を公開する。
決定権をメンバーに与える＝助言プロセス＝誰でも助言できる＝ワンオーワンで、助言を促す。誰でも助言できるように。

性別、出身国、キャリアパス、産業、ではダイバーシティがあるほどサービス収入が増える。
メンバーが多くのエンドユーザーに接する仕事＝エンドユーザーの喜んでいる姿にはやりがいを感じられる。
決算書を公開する＝自分たちの結果、となる。

「宝くじは公正だからこそ面白い」スティーブン・ピンカー。平等でなくていい、公正であれば。平等と公正は両立しない。平等は共同幻想。

社員は家族、ではない。40年後の社員を補償できない。ステークホルダーの数を増やし、お互いの距離を減らせば摩擦が減る。

株式市場はちょっとした問題で暴落する＝お金を刷り続けたから。株主資本主義はバブルを生む。