「過敏さ・繊細さ」解体新書 ちいさい・おおきい・よわい・つよい129

石川憲彦(著者), 津田篤太郎(著者), 三島亜紀子(著者), 山口和彦(著者), 熊谷晋一郎(編著)

• 販売会社／発売会社: ジャパンマシニスト社
• 発売年月日: 2021/04/25
• JAN: 9784880499291

商品レビュー

2025/06/06

不安障害を持っている人も読むとためになると思った。
自分の過敏さが要因となって精神に及ぼしていると原因が明確になるので気持ちが楽になる。考えを共有することはそれが普通のことになり、トラウマを無くすことができる。同じ症状で苦しんでいる人たちのコミュニティは大事なものなのかもしれない。

2025/02/01

「感覚」
神経系の「過敏」は、脳・脊髄・末梢神経の中で起こる現象。

質…視覚、聴覚、嗅覚などの五感
量…その感覚がどの程度の大きさや強さなのか
　　例)目から入ってくる感覚が眩しい
場所…感覚の発生源はどこか。身体の内部にあるの
　　　か、外部にあるのか。
意味…その感覚がどういう意味であるか。
　　　例)質、量、場所の感覚が束ねられた結果
　　　　　の意味は空腹感であった。

恒常性から外れたとき、やばい！というシグナルを全身へ。
・まぶしい→恒常性から外れるほどの視覚刺激が　　　　
　入ってきた。その感覚によって、どれくらい恒常性が乱されたかを神経系が感じる。

このわずかな外部環境の変化によって恒常性が乱されやすい人は感覚の量が大きく感じられ過敏さが強くなる。
そのなかでも2パターンの人がいる。
・内臓の変化が実際に起きやすい人
・内臓の変化に気づきやすい人

情報の統合とカテゴリー化

例)空腹感というカテゴリー
・身体の内側の感覚情報
…血糖値が下がった
…胃が空っぽになった
…唾液が出てきた
・身体の外部の情報
…何時になった
↓
この状況は空腹感である。とカテゴライズする。
他にはトイレに行きたい、喉が渇いたなど。