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耳のなかの魚 翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険
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耳のなかの魚 翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険

デイヴィッド・ベロス(著者), 松田憲次郎(訳者)

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耳のなかの魚 翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険

定価 ¥3,520

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 水声社
発売年月日 2021/04/01
JAN 9784801005655

耳のなかの魚

¥1,375

商品レビュー

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2025/03/06

図書館で手に取り、読み始めたもののなかなかの噛み応えで、結局本屋で注文して買った。 買ってよかったなあという一冊。 分類するならば、言語学の本で翻訳という視点で論は展開している。文は平易で読みやすく、随所に小ネタが配置されているので飽きない。噛み応えを感じてしまったのは、ひとえに...

図書館で手に取り、読み始めたもののなかなかの噛み応えで、結局本屋で注文して買った。 買ってよかったなあという一冊。 分類するならば、言語学の本で翻訳という視点で論は展開している。文は平易で読みやすく、随所に小ネタが配置されているので飽きない。噛み応えを感じてしまったのは、ひとえに私が学生時代は曲がりなりにも理系で、言語学についてはほとんど触れたことがない。このことに尽きる。 この本を読む前に、京極夏彦氏の『地獄の楽しみ方』という著書を読んだ。この著書では言語というものが生じさせてしまう不可避の地獄・行き違いについて語られている。この『耳のなかの魚』についても同様で、言葉というものが、その種類が理由とするだけでなく、さまざまな行き違いを生じさせるという論が展開している。 現在AIによる自動翻訳というものがあり、私もその恩恵にあずかっている身だ。SNSで異国の言葉を自動翻訳し、共感したり、感動していたりする。その一方で、おそらくは自動翻訳では越えられない壁があるのも事実だ。あまりにも感動するあまりに『もう嫌、最低!』と、叫ぶのはオタクあるあるだが、言葉だけ単語だけ捕らえたならば、ただの悪口だ。それを越えるには、やはり知識が必要で、知識を得るには先方の文化を理解しなければ難しい。そのためには翻訳が必要という……ある種の泥縄的展開がある。 趣味で小説を書いている身としては、自分の文章が相手に正確に伝わらないことが前提なのは、残念でしかない。しかし、それを含めて文を書くのと、それを含めて読むのとでは大きく違う。 この本は、私に『耳のなかの魚』を与えてくれたように思う。

Posted by ブクログ