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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2021/04/26 |
JAN | 9784087717488 |
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
二段組で375ページ。なかなかの大作だと思います。にも拘わらず、ほぼ一気読みでした。初の花村萬月の作品。読み応えも大作のそれでした。 解離性同一性障害のヒロイン紫織と語り手である作家の菱沼逸郎。この逸郎にも「悪い逸郎」という別な自分がいる。 この逸郎は著者の花村萬月のことであろ...
二段組で375ページ。なかなかの大作だと思います。にも拘わらず、ほぼ一気読みでした。初の花村萬月の作品。読み応えも大作のそれでした。 解離性同一性障害のヒロイン紫織と語り手である作家の菱沼逸郎。この逸郎にも「悪い逸郎」という別な自分がいる。 この逸郎は著者の花村萬月のことであろう、この作品じたい、「露見しなかった犯罪事実に基づいて執筆されている。」「丹念に足で稼いだ取材の結果」など、ノンフィクションであるかのような体裁。それが「後書き」でさらにダメ押しされた感。 素直にこの「事実に基づい」ていることが受け入れられないのは、なぜだろうか、と。 「事実」があまりにも悲惨、量子論に関する部分が理解できない、後書きに記されている、著者に起こった変化も俄かに信じがたい……、だが。 後書きまで含めて、スゴい小説読んだな、という感想。 うかつに他の作品には手を出せない、そんな印象です。
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「解離性同一性障害」に罹っている女性と、彼女と関係をもった初老の作家との経験談が中心のお話なのだが、浮世離れしたと云うのか、非現実とも云う世界なのか、とにかく常識では考えられない出来事を描いた一冊なのだ。 内容には、あのアインシュタインでさえも避けて通った「量子物理学」の世界が絡...
「解離性同一性障害」に罹っている女性と、彼女と関係をもった初老の作家との経験談が中心のお話なのだが、浮世離れしたと云うのか、非現実とも云う世界なのか、とにかく常識では考えられない出来事を描いた一冊なのだ。 内容には、あのアインシュタインでさえも避けて通った「量子物理学」の世界が絡み、凡人には理解不能な「量子脳理論」が具体的に説明されたりもする。 ここ最近、花村氏は量子物理学の世界に興味津々のようなのだが、我々人の暮らしに量子の世界が現れる具体例として読み進むことも出来るのだ。 この点は非常に興味深いものがあった。
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* 花村萬月さん 対になる人 解離性同一性障害の女性 斎藤紫織 偶然出会った小説家 菱沼逸郎 解離性同一性障害になった 原因に関する話かと思えば、 それだけに止まらない。 とても長く、深い物語でした。
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