- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
アースダイバー 神社編
定価 ¥2,420
2,090円 定価より330円(13%)おトク
獲得ポイント19P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/20(水)~11/25(月)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/04/22 |
JAN | 9784065217757 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/20(水)~11/25(月)
- 書籍
- 書籍
アースダイバー 神社編
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
アースダイバー 神社編
¥2,090
在庫あり
商品レビュー
4.4
7件のお客様レビュー
「日本人の先祖は、どこから来て、どうやって日本人になったのだろう?」 最近の研究では、1万5千年くらい前に、もともと住んでいた縄文人と外から来た弥生人が一緒になって日本人の源になったようだが…、本当か? この疑問に人類学者の中沢新一は、身近な「神社」を通して明解に答えてくれる。...
「日本人の先祖は、どこから来て、どうやって日本人になったのだろう?」 最近の研究では、1万5千年くらい前に、もともと住んでいた縄文人と外から来た弥生人が一緒になって日本人の源になったようだが…、本当か? この疑問に人類学者の中沢新一は、身近な「神社」を通して明解に答えてくれる。 僕は、子供の時から、自分の先祖はどこから来たのだろう?と、疑問を持っていた。父に聞いてみると祖父は稲佐山で被爆し、その後運転中に脳卒中(?)で亡くなったらしい。だから詳細はたどれないのだが、親類が調べたところ「濵田」家は、島根県の浜田市から長崎の旧西彼杵郡の大瀬戸町に流れ着いたという。ネットで調べてみると「濵田」は、三重県の浜田村がルーツとある…。まあ、これ以上調べようがないが、気にはなっている。誰か詳しい人がいたら、ぜび教えてほしい。 NHKの『ファミリーヒストリー』という番組では、著名人の祖先を丹念にたどってゆく番組なのだが、引き込まれる。その中でも、福山雅治さんのファミリーヒストリーが一番面白かった。僕が思春期に育った稲佐山近辺の話が盛りだくさんだった。さらに、NHKの『日本人のお名前』という番組では、苗字の由来(例えば、佐藤家、鈴木家)をさかのぼる。おそらく、誰しも、自分の苗字やルーツがどこから来ているかが気になるから、こういう番組が成り立つのだろう。 じゃあ、そもそも、日本人は、どこから来て、どうやって日本人になったのだろうか? そんなの歴史の教科書を読めばすむことじゃん、と言われるかもしれないが、歴史の本や教科書は、まったくつまらない。そもそも書かれた歴史がどれくらい本当か、怪しい。 その点、中沢新一の『アースダイバー』シリーズは面白い。人類学者がフィールドワークで歴史の謎を紐解いてゆく。現存する地形や地層や物証、方言や風習または古地図などで、太古の昔を探ってゆく。極端に言えば、タモリさんの『ブラタモリ』(これもNHK)もフィールドワーク的手法で、大昔の日本を探っていき、面白くしたバラエティー番組だが、中沢新一も超難解な学問を素人にわかりやすく解説してくれるので、人気がある。『アースダイバー 神社編』は、『週刊現代』に連載されたものをまとめて、2021年に発刊されている。週刊誌を読む僕のようなオジサンは、こういうネタが好きなのだ(笑)。 一番面白いのは、第八章『対馬神道』。 2千数百年前、中国の南西部に住んでいた倭人という海洋民族が対馬に移り住んで(後の弥生人)、先住民の縄文人と交じり合い日本人となってゆく『日本のはじまりの島』が対馬。対馬には、そのころの歴史を引き継いだ神社や風習があり、中沢新一は『対馬神道』と呼び、日本の思想の根源のひとつを示すものと論を展開している。 実は、僕は対馬に幼少期に3年間住んでいた。 深い神秘的な山。入り組んだ海岸線から広がる蒼い海。夜、小高い山から海の遠くに隣の国の光が見えた。そんな、対馬での生活の体験を思い浮かべながら本を読んだ。う~~ん、そうだったのか!と何度もうなずいた。さすが中沢新一、アースダイバーの中でも最も研ぎ澄まされた『神社編』。深い歴史の森の中で、フクロウ(この本を読んだ人)だけが、祖先の真実を知っている…。
Posted by
安曇族のような、海洋民族の足跡がなぜ山岳地帯にあるのか、よくわかる。長江文明とのかかわりに興味がわいてきた。
Posted by
アースダイバーや大阪編は既読。 本書は、ちょっとアチコチ引っかかる処が多かった。 ・弥生人を揚子江以南の苗族出身として、漢民族の支配から逃げたゾミアとしているけれど、遺伝子情報ではウラル海辺りの北方出自のはず。確かに稲作は揚子江以南から伝わったと聞くけれど。 弥生人の到来と漢民...
アースダイバーや大阪編は既読。 本書は、ちょっとアチコチ引っかかる処が多かった。 ・弥生人を揚子江以南の苗族出身として、漢民族の支配から逃げたゾミアとしているけれど、遺伝子情報ではウラル海辺りの北方出自のはず。確かに稲作は揚子江以南から伝わったと聞くけれど。 弥生人の到来と漢民族が支配を広げた時期も合わないのでは。 ・太陽神が女神になったのは、持統天皇が古事記、日本書紀を作らせたから。それ以前は男性神アマテルだったのでは? ・日光感精説話を南方系の海洋民のものとしているけれど、これは北方騎馬民族の伝承じゃないの? ・金太郎は太陽神の子供としているけれど、山の神とヤマハハの子供でしょう。後の文章では太陽神と海の神、山の神が同一視されたとあるけれど、それは海洋族にとっての話だよね。 ・九州から丹後半に至った磯部族が伊勢湾の磯部族に再会したことになるわけだけど、どうして同族と認識できたんだろうか。丹後で籠神社を祀ったのは、海部氏か和仁氏じゃなかったっけ。伊勢神宮の歴史を考えるとそうかなとは思うけれど、不思議に思う。 ・尾張氏も磯部氏の出だという。纏向の元ヤマト政権にも尾張氏は参加しているよね。磯部の出って本当? そんなわけで、中沢氏のロマンに酔えない読書となりました。まあ、安曇氏の信州進出は面白かったかな。
Posted by