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王の没落 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2021/04/19 |
JAN | 9784003274613 |
- 書籍
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王の没落
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
20世紀最高のデンマーク小説と呼ばれているらしい。高福祉国家やヒュッゲ文化といった現代のデンマークのイメージからは想像できないほど暗くて救いのない物語だった。 恐ろしい暴力性を持った主人公ミッケルが、関わった人物に様々な破滅を引き起こしていく様が恐ろしい。同郷の友人と片思いしていた女性が同衾したことを知り激昂したミッケルは、復讐のために友人の許婚を強姦する。そして、友人と女性の間に生まれた子供アクセルと、強姦の結果誕生した娘インゲが結婚し、イーデという娘ができる。それを知ったミッケルはまたもや癇癪を起こし、アクセルを殺害する。天涯孤独となったイーデは、バイオリン弾きのヤコブに連れられ、ミッケルを探す旅をするが、ミッケルは最後まで彼女の存在を認めず、ついに熱病にかかって死亡する。ミッケルの死に絶望したヤコブも首吊り自殺する。また、ミッケルが存在を漏らした王の隠し子カルロスは、よくわからん男に頭蓋骨を外され、実験台にされた挙げ句、その男もろとも火あぶりの刑で処刑される。 主要な登場人物が皆落ちていく、破滅の物語。読んでいて呆然としてしまった。
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世に出て100年経過している北欧デンマークの小説を、いま世に出す岩波文庫。 海外文学翻訳の極北とでもいいたくなる(熱烈支持)。 本作を、勝手に歴史小説だと思い込んで読んだが、 雰囲気としては「歴史に材をとった」小説という感じ。 そういう意味において北欧史を知らなくても十分楽しめ...
世に出て100年経過している北欧デンマークの小説を、いま世に出す岩波文庫。 海外文学翻訳の極北とでもいいたくなる(熱烈支持)。 本作を、勝手に歴史小説だと思い込んで読んだが、 雰囲気としては「歴史に材をとった」小説という感じ。 そういう意味において北欧史を知らなくても十分楽しめる。 歴史小説として読むと、たとえばNHK大河ドラマにおいて主要な登場人物の動向が、 ナレーションの一文だけで済まされてしまった時に感じるような 木で鼻をくくる感が、少々ある気がする。 冒頭に言った通り、1901年の刊であるから、現代的目線で評することは 何の意味も生まないけれども、19世紀的ロマンでもなく、20世紀的モダニズムでもない、 いたって普通な小説という印象。
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デンマーク近代小説の代表作とのことですが。うーん。雰囲気は良い。あと、王の存在が雲の上でなく、きちんとした人間として書かれている。全体的に血生臭いが、さわやかというか。自分が北欧の歴史に疎く、なかなか物語の確信に触れるのが難しい。戦争しているが、どこと何のために戦ってるのかわから...
デンマーク近代小説の代表作とのことですが。うーん。雰囲気は良い。あと、王の存在が雲の上でなく、きちんとした人間として書かれている。全体的に血生臭いが、さわやかというか。自分が北欧の歴史に疎く、なかなか物語の確信に触れるのが難しい。戦争しているが、どこと何のために戦ってるのかわからなかった。しかし、どんなに駄目人間でも戦死すると名誉になるねー。おかしな現象だよね、改めて。まあそう言わなきゃ遺族が浮かばれないか。
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