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バルス 講談社文庫
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バルス 講談社文庫

楡周平(著者)

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バルス 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/04/15
JAN 9784065230626

バルス

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商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2026/03/15

小泉内閣時代に製造現場への派遣が解禁された時から、現在に至るのはある意味「必然」だったと思う。そして一度その領域に足を踏み入れたら二度と抜け出せないだろうなぁ、とも思う。本作のような「革命」でも起きない限りは。 企業が非正規労働者を雇用の調整弁としていること、そして消費者が「送...

小泉内閣時代に製造現場への派遣が解禁された時から、現在に至るのはある意味「必然」だったと思う。そして一度その領域に足を踏み入れたら二度と抜け出せないだろうなぁ、とも思う。本作のような「革命」でも起きない限りは。 企業が非正規労働者を雇用の調整弁としていること、そして消費者が「送料無料」の恩恵を受けるために、その水面下で大勢のワーキングプアが苦しんでいる、と似たような構図は他にも存在していると思う。 例えば原発問題。みんな東北の大震災で原発は危険という認識は持ったはず。そもそも何万年単位での高レベル放射性廃棄物の管理なんて、人智を超えていて人類の手に負えない、って薄々気付いているはずなのに、じゃあ原発を全部無くす代わりに電気料金が跳ね上がります、となったらみんな反対に回る。 「総論賛成、各論反対」。本作で言えば「非正規労働者を正社員に、その代わりにすでに正社員の者の給料は下がる、送料も負担する、物価も上がる」となったらみんな反対するに決まっている。これは「構造的な問題」であり、もはや後戻り出来ないだろうなぁ、と思う。 本作の「革命」はある意味「夢物語」。だからこの話を一言で言うなら「大人のお伽話」かな?

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2026/02/12

2018年『バルス』は、現代の流通業に関わる問題点を提示する。巨大ウエブショッピングで発注される激安商品が、顧客の手元に届くには倉庫の非正規雇用労働者が搾取され、配送業者の利益は極限まで削られる。これではいずれ激安商品すら買えなくなる時代がくると著者は訴える。 バルスと称する人...

2018年『バルス』は、現代の流通業に関わる問題点を提示する。巨大ウエブショッピングで発注される激安商品が、顧客の手元に届くには倉庫の非正規雇用労働者が搾取され、配送業者の利益は極限まで削られる。これではいずれ激安商品すら買えなくなる時代がくると著者は訴える。 バルスと称する人物が外資系巨大ウエブモール会社に貧者のテロを仕掛ける。それはこの会社に恨みを持つ者の仕業だった。犯行声明文に共感した労働者は立ち上がるが、国まで動かす展開になるのだろうか、希望をつなげて話は終わる。

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2025/10/16

非正規労働者の過酷な現実と格差社会への怒りを背景に、物流網を狙ったテロ事件を描く社会派サスペンスです。就職浪人の大学生が派遣労働を経験し、資本主義の歪みを目の当たりにする中で、犯行グループ「バルス」が突きつける要求は金銭ではなく労働環境の改善。現代日本の脆弱な構造を突くリアリティ...

非正規労働者の過酷な現実と格差社会への怒りを背景に、物流網を狙ったテロ事件を描く社会派サスペンスです。就職浪人の大学生が派遣労働を経験し、資本主義の歪みを目の当たりにする中で、犯行グループ「バルス」が突きつける要求は金銭ではなく労働環境の改善。現代日本の脆弱な構造を突くリアリティと、経済の要である物流を止める恐怖が圧巻。楡周平らしい骨太な問題提起型エンタメです。

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