数学基礎論 増補版

新井敏康(著者)

• 販売会社／発売会社: 東京大学出版会
• 発売年月日: 2021/04/13
• JAN: 9784130629270

商品レビュー

2025/02/08

「数学基礎論」と題のつく分野を広範に網羅した教科書，1章ごとで1冊になる内容を詰め込んだ構成で辞書として使用。

2024/11/20

図書館で借りた。
「数学基礎論」というと、知らない人は「数学の基本的な"簡単な"ところを学ぶってこと？」と勘違いする。稀に本屋でも子ども向けの算数書の隣に並べられてしまうこともあるが、実際は全然違う。すべての数学のbaseとなるための、"数学語"を定める学問だ。なので、非常に難しい。「計算が得意だから大学選択では数学科を選びました」で数学科へ進学したが、挫折する人というのは多いと聞く。それはこういった世界観ではないかと(私は勝手に)想像している。
そんな数学基礎論の教科書が東京大学出版会から出ているということで、読んでみた。第一印象は、思ったより分かり易く、パラパラめくった限りでは書き方は複雑ではないなと感じた。あとは一つ一つを掘っていけるか、というまさに"このレベルならでは"の世界だと思った。…図書館で借りたこともあり、そこまでは掘らずに今回は返却。数学科の人の感想を聞いてみたいと思いました。

2021/09/12

書評（数学65巻1号2013年1月　坪井明人）がネットにあったので購入後に読む。
「・・・本書を用いて初学者がいろいろな分野を勉強するというのは、かなりリスクの高い行為である。」
・・・道理で難しいはずだ・・・
「本書は・・・辞書としての活用が好ましいのではないかと思う。」
ということなので、初学者向けの入門書を、と思ったら数理論理学（戸次 大介）がすでに積読になっていた。現在戸次で勉強中。