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新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出 NHK出版新書652
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新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出 NHK出版新書652

大澤真幸(著者)

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新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出 NHK出版新書652

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2021/04/21
JAN 9784140886526

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新世紀のコミュニズムへ

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2024/05/19

こういう経済哲学みたいなの、なんとなく苦手分野ではありますが・・・。やっぱり、生きていくためには、世の中の流れは把握しておかなければならないと感じます。 4章で、資本主義の説明あたりから、私の脳に入ってくるようになりました。結局は、1.価値を「使用価値」で考えること、2.労働の...

こういう経済哲学みたいなの、なんとなく苦手分野ではありますが・・・。やっぱり、生きていくためには、世の中の流れは把握しておかなければならないと感じます。 4章で、資本主義の説明あたりから、私の脳に入ってくるようになりました。結局は、1.価値を「使用価値」で考えること、2.労働の削減と分業の排除というキーワードで語られているように見えます。 そう思うと、1-3章で述べられている、ベーシックインカムの問いは、パンデミックと切り離しても言えないのかしら?と疑問に思いながら読みます。 未来はどうなるのか、まだ予想も出来ないけれど、資本主義は崩壊するという考え方があるということを理解した上で、自分は何を準備すべきなのでしょうか。その崩壊が、何歳で来るのかでも、もう再起不能なのか、なんとかなるのか、ちょっと違うような気もしますが。 不確定な要素の中で、自分で応えを探しながら生きる・・・若いうちはかのでも、年齢を重ねて、老いて、選択肢も減ってきたらどこに着地すべきなのか。それも自己責任だとすると、阿鼻叫喚している老人がひしめく地獄絵のようにも思えますね。

Posted by ブクログ

2023/07/21

 死者が生者を元気づけるように、「未来人」が生者を励ますことが出来れば、我々の将来は明るいものになるだろうなと小説のような感想を持ってしまいました。  本書は著者も言うように「幽霊本」です。それは、後世の人々に影響を与えられればという呪いの書のような側面があるからです。  キ...

 死者が生者を元気づけるように、「未来人」が生者を励ますことが出来れば、我々の将来は明るいものになるだろうなと小説のような感想を持ってしまいました。  本書は著者も言うように「幽霊本」です。それは、後世の人々に影響を与えられればという呪いの書のような側面があるからです。  キューブラー=ロスの精神的成長の五段階図式からすると、現段階の世界は、脱成長コミュニズムが実現するのはほど遠いと思われます。ただし、現状が一気に変化するパンデミックなどが一気に何度も引き起こされた場合は、実現が早くなると思われます。    現実的に適用可能な新しい税制理論(COST)の紹介や精神分析学的に資本主義社会に切り込んでみせたり(躁鬱的アプローチ)、脱成長コミュニズムの理論も詳しく解説し、ヘーゲルの「絶対知」を基に資本主義の内側からの「脱」成長が可能であることを説いています。  コロナウイルスによるパンデミックで我々の経済はずたずたになりましたが、資本主義はもうそろそろ一歩退いてもらえれば生きやすい世の中になるんじゃないかなと私自身は思っていたり、加速主義に対して疑問を持っているので、共感できる箇所の多い本でした。  大澤さんの知識の範囲が広く、本書も十全に語られているので、良く飲み込めない箇所もありましたが勉強になりました。

Posted by ブクログ

2023/01/21

資本主義は終わりに近づいている。しかし、次に来るべきコミュニズムへの備えが出来ていない。今、どのように備えれば良いのか。という事を論じているように思うのだが、その主義主張は何となく理解できても、詳しくは理解できなかった。そもそも、本当に資本主義は終わりを迎えようとしているのか、そ...

資本主義は終わりに近づいている。しかし、次に来るべきコミュニズムへの備えが出来ていない。今、どのように備えれば良いのか。という事を論じているように思うのだが、その主義主張は何となく理解できても、詳しくは理解できなかった。そもそも、本当に資本主義は終わりを迎えようとしているのか、そして本当に次に来るのはコミュニズムなのかという根本的な前提にいま一つ納得できなかった。心が動かなかった。

Posted by ブクログ

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