1,800円以上の注文で送料無料

泡
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

松家仁之(著者)

追加する に追加する

泡

定価 ¥1,650

550 定価より1,100円(66%)おトク

獲得ポイント5P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/21(木)~11/26(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2021/04/05
JAN 9784087717365

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/21(木)~11/26(火)

商品レビュー

3.6

26件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/05/22

薫は口から空気の吸い過ぎで、身体の中にガスがたまる吞気症を患っているのだ。 常にお腹の張りを意識せざるを得ず、そのため絶えずお尻から空気を放出していなければならない状態だった。 精神不安定さが顕著になった薫は、高校2年生になったと同時に登校しなくなる。 薫は両親を説得し、夏休みの...

薫は口から空気の吸い過ぎで、身体の中にガスがたまる吞気症を患っているのだ。 常にお腹の張りを意識せざるを得ず、そのため絶えずお尻から空気を放出していなければならない状態だった。 精神不安定さが顕著になった薫は、高校2年生になったと同時に登校しなくなる。 薫は両親を説得し、夏休みの2ヶ月間、少年時から好意を抱いていた大叔父が住む西の砂里浜での転地療養を許してもらう。 薫が転地療養で身を寄せる大叔父の兼定は、既に70歳半ばを超えた年寄りで、戦後シベリア抑留と云う過酷な過去があった。 東京では生きる場所のないことを悟った兼定は、縁者が皆無の西の海沿いにある砂里浜と云う温泉地に生きて行く場を求め、その地でジャズ喫茶「オーブフ」を営むことにした。 そして薫は兼定の元を訪れるのだが、兼定は全面的に面倒を見るというよりも、お互いにある一定の距離を保ち、束縛のない生活を送らせることにする。 薫が兼定の厄介になる5年程前、米軍放出のダッフルバッグを担いだ髪も髭もぼさぼさの青年が、ジャズ喫茶「オーブフ」に客として現れた。 その謎めいた寡黙な男は、他人の好奇心の介入を許さない雰囲気を醸していた。 兼定は青年には何も問わず自分の衣服を与え、銭湯にでも行ってさっぱりとして来いと勧める。 青年は岡田と名乗り、身の上を説明することもなく「オーブフ」に居残り、親身に世話をしてくれた兼定を手伝うことになる。 この物語に登場する年齢差のある薫、兼定、岡田の3人は、それぞれに嫌が上にも背負わされた重荷を背負っている。 3人は共に寡黙な性格で、人との関わりは最低限の範疇で繋がることを良しとし、必要以上に他人の心の領域に入り込むことは敢えて否定していた。 ジャズ喫茶「オーブフ」をベースにして、年齢の異なる3人の人生が淡々と綴られる。

Posted by ブクログ

2023/09/26

みんな真面目だ(゜゜;)薫、兼定、岡田、違う年代を生きてきた男性三人のそれぞれのひとなつ…(*´-`)3人で積極的に悩みや思いを語り合うような事はなく淡々と過ぎていく…まるで泡のような…

Posted by ブクログ

2023/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の言葉や行動で心が軽くなったり、穏やかになったりすることはある それは本当に大切なことであるのは、それはそう まじで ただ、何かを変えるためには結局自分が行動するしかないのよね〜というのを思いました と、いいつつ、民宿のおばさんがあったかく接してくれるシーンとか、あとは大叔父と岡田のそれぞれへの気持ち、薫への気持ちの部分読んで、 人の厚意(好意)には敏感でありたいし、もらった分返していけたらいいなとも思った

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品