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生きるための日本史 あなたを苦しめる〈立場〉主義の正体
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青灯社 |
発売年月日 | 2021/03/25 |
JAN | 9784862281159 |
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生きるための日本史
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内容は、後書きの小幡尚の次の文章がよくまとめてくれている。 古代の社会では「氏」が重視されていたが、次第に「家」を重視する社会へと変化し、近世に至って家社会が完成する。明治国家の成立後徴兵制が導入されることによって立場主義が登場し、社会の中でその重要性を増していった。立場主義は...
内容は、後書きの小幡尚の次の文章がよくまとめてくれている。 古代の社会では「氏」が重視されていたが、次第に「家」を重視する社会へと変化し、近世に至って家社会が完成する。明治国家の成立後徴兵制が導入されることによって立場主義が登場し、社会の中でその重要性を増していった。立場主義はアジア・太平洋戦争期に定着し、高度成長期にピークに達した。現在は立場主義の崩壊期であり、「次」に向けての胎動が始まっている。このような社会の「底」には、目に見えない(網野善彦氏の提唱にかかる)「無縁」も息づいていて、(目に見える)社会にも影響を与えている。 この立場主義という概念の興味深さもさることながら、この本の魅力は、独特の安富節にある。そのポイントはふたつだ。 ひとつは、「私の世界史」という観点。 安冨は、何をテーマにしても、常に「私は、なぜ、いま、ここで、こんなふうに、生きているのか」を明らかにするために、学び、調べ、考えるという姿勢を貫いている。 だから、「生きるための日本史」なのだ。 もうひとつは、安冨がこれまで、人間が人間らしく生きるために、人間を閉じ込め、身動きできないようにして操作する暴力性としての「ハラスメント」から、いかにして自由になるか、を徹底的に追究してきた、その問題意識からこの本も書かれているということだ。 心と心を通わせ、語り合い、信じ合う、そういう関係性を求めながら、安冨の結論は以下である。 「立場を離れ、馬と暮らそう」 そして安冨は言うのだ。 これが私が見つけた私自身の「本来の道」にほかならない。あなたの「本来の道」は、あなた自身で見出してくださいと。
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