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あいぬ物語 新版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2021/03/26 |
JAN | 9784791773442 |
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あいぬ物語 新版
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
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「熱源」の主人公である樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ山辺安之助の半生を金田一京助がまとめたのが、この「あいぬ物語」のようです。 https://booklog.jp/item/1/4163910417 図書館に無いので…どうしようかな。
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(借.新宿区立図書館) 先日読んだ『熱源』の(一部の)原作的な本。『熱源』ではアイヌ名でヤヨマネクフと書かれる山辺安之助(日本名)の自伝。白瀬南極探検隊の帰国までが描かれている。日本語本文に樺太アイヌ語の「ルビ」という形式、さらに樺太アイヌ語大要・樺太アイヌ語彙が付録に付く形。アイヌ語部分は研究者には重要なのだろうが一般読者にはあまり関係ないかも。著者の樺太アイヌ語で語った内容を編者の金田一京助が筆記、さらに日本語訳したという経緯なのでその雰囲気を知るにはいいかもしれない。こちらを読むと『熱源』がかなり現代風にデフォルメされていたことがわかる。たぶん山辺安之助は日本に対する思い入れは深そう。日本軍をロシアからの解放者としてとらえ、積極的に日本の中でアイヌ人として生きていこうという立場なのではないか。それは時代による制約なのかもしれないが、『熱源』ではかなりロマンチックに脚色しているように感じる。 余談だが白瀬隊の時に犬ぞり用の樺太犬のかなりの数がやむを得ず南極に置き去りにされたことが書かれている。他に南極到着前にかなりの数が病死?したことも。タロ・ジロの奇跡の話のずっと前からそういうことがあったことがわかる。もっともこの時は鎖には繋いでなかったようなのでタロ・ジロの時よりは生存確率は高かったかもしれない。(タロ・ジロの時と違って翌年以降も放置ではあるが)
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あいぬの言葉の教科書的だというような解説がありますが、そんな風にとらえると、興味深く読めるのかなと思いました。 この本の前に、川越宗一さんの「熱源」を読んだので、話の流れはつかめたのですが、なにせ日本語文が難しすぎました。昔は、こんな風な日本語だったんですね。 「熱源」の内容とほぼ同じでしたが、日本のことを素晴らしく良く話していることが、ちょっと違和感を感じました。 今は、使われなくなったあいぬの言葉同様、日本語も変わってきたし、もしかしたら、戦後の英語教育が盛んにおこなわれていたら、日本語を話す人もいなくなって、自分も英語しか話せなかったかもしれないと、複雑な思いになりました。
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