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イマジナリー(1) 楽園C
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イマジナリー(1) 楽園C

幾花にいろ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白泉社
発売年月日 2021/03/31
JAN 9784592711834

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商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2022/10/13

成人漫画が面白かったのでこちらも読んでみたけど、あまりピンとくるものを感じなかった。だらだらとぬるい日常をそのまま描いている、というか、それがコンセプトなので仕方ないのだけれど、盛り上がりに欠ける印象を持ってしまい、興味が持続できなかった。

Posted by ブクログ

2021/04/19

なんて生き生きと感じられる日々…! 本気で幾花先生天才じゃなかろうか。 日常描写の気持ち良さが尋常じゃない。登場人物の会話、表情、リアクション…一人一人の動きが微塵の隙もなく全て意味を持って描かれており、「無駄がない」のです。 どのコマをとっても、どの台詞を読んでも面白かったり...

なんて生き生きと感じられる日々…! 本気で幾花先生天才じゃなかろうか。 日常描写の気持ち良さが尋常じゃない。登場人物の会話、表情、リアクション…一人一人の動きが微塵の隙もなく全て意味を持って描かれており、「無駄がない」のです。 どのコマをとっても、どの台詞を読んでも面白かったり、可愛かったり、ホントに楽しい。 「なんでもない日々」をこれほど胸躍らせて読ませてくれる作家さんはそうそういません(私の知りうる範囲内)。 で。 本作は佑(たすく)と真依香、幼馴染の恋愛模様をメインテーマにして…いますが、その二人が出てこない話も割とありまして。 遅々として進まない二人の関係を周りが囃し立て…ないし、かといって邪魔もしない。雑談の種の域を出ない取り扱いです。 それよりタコ焼きの具の方が気になる人々。 恋にすら至らない思いの行き来は読んでる身としてもやきもきするのですが、ふつーの会話が十分に面白いので、全く焦る気にならない(笑) むしろ下手に恋人確定しちゃって周辺の関係性が壊れるのが怖い(ラブコメでよくある台詞)。 …いやでも、やっぱり二人の微妙な葛藤は見ててニヤニヤしちゃって楽しかったり…。 つまるところ、まったりお互いの心を探りながら3歩進んで2歩下がっていただくくらいが丁度いいかな、と。 さて、作品名にあるように本作では登場人物の「想像」が頻繁に描かれます。 回想シーンや連想等は特に珍しいものでもなくありふれた表現技法のひとつですが、「イマジナリー」の稀有な点は登場人物の実在と想像の境界がないという事。 現代の日本ではありえないような事柄やその場の状況にそぐわないものが、登場人物たちと同じコマ・画面の中に描かれ、更にそれを登場人物たちは共有しているのです。 「何それ? 特殊能力?」 と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際私もそう思いました。1話目から。 「この作品って妄想具現化(あるいは投影)能力についての話なの?」といぶかしんだものです。 しかし、実際にはそういう異能、特殊能力の存在ではなく、「『人が人と会話をする中でお互いに共有しているイメージ』を同じ画面に描き込んでいる」表現、というのが正しい。 よくよく読み込んでいくと台詞のやり取りでイメージが伝えられている事が分かります。無条件でいきなりビジュアルとしてのイメージを皆が見ているわけではありません。 細かい理屈はさておき、結果として、命の危機を覚える背景の中で日常会話をしたり、ゲームの中でいつもの会話をしたり、といった画面とシチュエーションのちぐはぐさを生み出しているのが上手いなぁと。 とか言いながら、全く想像(イメージ)が絡まないやり取りも割とあるので、フレーバー的なものでしょうか。 いずれにせよ、文字としての会話を読みながら彼らが交わしているイメージがそれこそ見て取れるわけなので、これこそ漫画だから出来る表現、ってやつではないでしょうかね? キャラとしては……雑ですが皆好き。 真依香はそもそも美人な上に表情が悉く魅力的。ツリ目がちなのでキツイ気もしますが、とにかく笑い方が可愛いのでとっつきにくさは感じません。超かわいい。 善佳も雑な弄られキャラで美味しい。隈できやすいっぽいので中々に人相険しいけど、ギャップ萌えはあるし、真依との絡み方が悪友感マシマシでいいんですよねぇ。 要は糸目+ギザッ歯ってだけでキャラが安定するけど、色々濃いので更に美味しい。引っ掻き回しも回されもできて会話が安定しますな。 ノモリは自由だなぁ…いいなぁ。会話の流れをぶった切る…ように見せて絡めてくるあたり、いい距離感です。 可愛い。 というか、方言女子ってだけで皆魅力度+50%って感じなんですよねぇ、ずるいわー。 男勢はアホでいいなぁというか、佑からしてスタン…分身生み出してどつき合うノリ、大好きです。恋だか友情だかよく分からん葛藤具合とかコミカルだけど凄い分かるような気になっちゃう辺り、まさにイマジナリー(想像描写)の勝利ですね。 しかし…男の友達ってのは…一人くらいイケメン枠置いておけばいいのに(そういう問題ではない)。 あと、佑の妹・柾。 「仲のいい妹」ってだけでもダイヤグラム高いのに、妄想のノリの良さが更にブースト。兄貴と丁々発止の掛け合いはホント心地いい。あと自宅での隙…あぁいやいや。 そんなわけでかなり面白い1冊。 展開を急がなければずっと続けていられる話ですので、是非気長に続けていただきたいですね。 …ていうか、髭眼鏡、同級生だったんだ…。 5コマしか出てないのに、何この存在感(表紙詐欺?)。

Posted by ブクログ

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