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魔性 アルケミスト双書 闇の西洋絵画史2
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 創元社 |
| 発売年月日 | 2021/03/19 |
| JAN | 9784422701325 |

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商品レビュー
4.5
15件のお客様レビュー
闇の西洋絵画史・黒の闇シリーズ第2巻。西洋絵画の解説だけにとどまらない興味深い蘊蓄というか背景というか深堀りした情報の数々。サロメやユディトなど音楽との関連もあって、いろいろ普通の本とは異なる仕様なので高価格なのは仕方ないが座右としたいコンパクトな一冊。 《おわりに》より 「西洋...
闇の西洋絵画史・黒の闇シリーズ第2巻。西洋絵画の解説だけにとどまらない興味深い蘊蓄というか背景というか深堀りした情報の数々。サロメやユディトなど音楽との関連もあって、いろいろ普通の本とは異なる仕様なので高価格なのは仕方ないが座右としたいコンパクトな一冊。 《おわりに》より 「西洋絵画で女性の魔性ばかりが描かれてきたのは、単に男性社会における需要の問題。本書で紹介した様様なタイプの魔性は、全て男性にも当てはまります。女性の皆様も他人事と思わず逆のケースで考えて、日頃の魔性対策にお役立てください。」そして、ここに並んだクラーナハの魔性量産工房作品集がとても良い。 文字は少ないので読むだけならすぐに終わってしまうが鑑賞のためにはフォント、判型共に嵩張らない範囲でもう少し大きいと嬉しいなぁ。★五つとしたが、この点で4.5
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闇の西洋絵画史シリーズ2作目のテーマは魔性の女。 面白かったのは、キリスト教では基本NGな女性の裸体の絵画でも、女性がヴィーナスであれば「古典古代の復興」という建前で許されたらしく、当時の作家はここぞとばかりにエロく描いているという事。当時の作家の人間っぽさが垣間見られて微笑ま...
闇の西洋絵画史シリーズ2作目のテーマは魔性の女。 面白かったのは、キリスト教では基本NGな女性の裸体の絵画でも、女性がヴィーナスであれば「古典古代の復興」という建前で許されたらしく、当時の作家はここぞとばかりにエロく描いているという事。当時の作家の人間っぽさが垣間見られて微笑ましい。 この本の中では神話画の名手ウォーターハウスの「ヒュラスとニンフたち」という絵が美しさと怖さが共存して印象的であった。
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すごく魅力的なジャンルで、西洋絵画の美しくも怪しい女性が沢山見られたので大満足の1冊。 中野京子の「怖い絵展」でウォーターハウスの描くキルケー(本書に載っているものとは別作。『オデュッセウスに杯を差し出すキルケー』)を気に入り、ポストカードも購入したのだが、本書で彼の描く『ヒ...
すごく魅力的なジャンルで、西洋絵画の美しくも怪しい女性が沢山見られたので大満足の1冊。 中野京子の「怖い絵展」でウォーターハウスの描くキルケー(本書に載っているものとは別作。『オデュッセウスに杯を差し出すキルケー』)を気に入り、ポストカードも購入したのだが、本書で彼の描く『ヒュラスとニンフたち』を見てその美しさに感動した。 図書館で借りた本なのだが、購入して手元に置いておきたいと思った。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ファム・ファタルはフランス語で、直訳すれば「運命の女」。赤い糸で結ばれた良縁が原義ですが、もっぱら逆の意味で使われます。すなわち男の運命を狂わせて破滅に導く「魔性の女」という意味で。 ギリシャ神話のメディアや聖書のサロメから、クレオパトラや楊貴妃まで、古今東西、虚実ない混ぜ様々な魔性の女が知られています。いずれも男を美貌と色香で惑わせ、不実と我儘で狂わせますが、それ以上に重要なポイントは、彼女たちの多くが無自覚なこと。つまり、男の方が勝手に惑わされたり狂わされたりしているだけなのです。魔性の女の正体は、男の他力本願な破滅願望といえるかもしれません。退廃的な厭世観が蔓延した19世紀末の西洋で特に好んで描かれたのも、決して偶然ではないでしょう。
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