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殺人記念日 ハヤカワ・ミステリ文庫
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殺人記念日 ハヤカワ・ミステリ文庫

サマンサ・ダウニング(著者), 唐木田みゆき(訳者)

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殺人記念日 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2021/03/17
JAN 9784151844515

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商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2024/09/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

主人公は、子供の成長やライフステージの変化などによって家族の形が変わっていくことに複雑な思いを抱きながらも、それでもふとした時に感じる変わらなさを愛するという、いかにも普通のお父さんなのに一方では未だ捕まっていない、現在進行形で犯行を企てている殺人犯でもあり、彼の中では家庭の悩みと犯行に関しての悩みが複雑に絡まり合っています。彼は異常だけど、描写されている思考それぞれにはかなり多くの部分で共感できてしまうところが怖くもあり、面白くもありました。

Posted by ブクログ

2024/02/17

アメリカの作家サマンサ・ダウニングの長篇ミステリ作品『殺人記念日(原題:My Lovely Wife)』を読みました。 メアリ・H・クラークの作品に続き、アメリカの作家の作品です。 -----story------------- エドガー賞・英国推理作家協会賞をはじめ数多くのミ...

アメリカの作家サマンサ・ダウニングの長篇ミステリ作品『殺人記念日(原題:My Lovely Wife)』を読みました。 メアリ・H・クラークの作品に続き、アメリカの作家の作品です。 -----story------------- エドガー賞・英国推理作家協会賞をはじめ数多くのミステリ文学賞にノミネート。 ニコール・キッドマン製作で映像化企画進行中の、話題のサスペンス小説! ふとしたことで人を殺し、その隠蔽という共同作業を経て夫婦円満となった「わたし」と妻。 二人はもはや殺人を楽しむようになり、次なる獲物を求めていた。そんなとき、隠していたはずの被害者の死体を警察に発見されてしまう。 そこにはある秘密があった――彼らは十八年前の連続殺人事件の犯人に罪をなすりつけようと画策するが……。 数多くのミステリ最優秀新人賞にノミネートされ、国際的ベストセラーとなったサスペンス。 ----------------------- 2019年(令和元年)に刊行されたサマンサ・ダウニングのデビュー作……数多くのミステリ最優秀新人賞にノミネートされ、国際的ベストセラーとなった作品なので期待して読みました。 各賞にノミネートされたサイコな夫婦の殺人記録! 殺人で夫婦円満を保っている「私」と妻……しかしある事件がきっかけで、彼らは20年前の連続殺人鬼に罪をなすりつけることに……。 夫婦が殺人を趣味とするサスペンス小説……この作品は、エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)ほか、英国推理作家協会賞、国際スリラー作家協会賞、マカヴィティ賞など各最優秀新人賞にノミネートされたり、ニコール・キッドマン製作で映像化企画が進行中だったりするので、期待して読んだのですが、ちょっと物足りなかったですね、、、 裏切られ、罠に嵌められ、絶体絶命のピンチから逃れ、家族を取り戻そうと喘ぐ……サスペンスフルな終盤の100ページくらいは面白かったんですけどねー とある夫婦がふとしたはずみから人を殺め、それがときめきとなり、次の殺人を計画・実行する という、それまでの500ページくらいが冗長だったことに加え、殺人を軽く扱い過ぎていること、被害者に対する同情や罪悪感も感じられないこと等から登場人物に感情移入できず、終盤までは物語に入り込めなかったことが大きな要因ですね、、、 この描き方もクライマックスに向けた伏線だったのかもしれませんけどね……もう少しスピーディな展開の方が好みですね。

Posted by ブクログ

2023/02/13

書店で見かけ、興味を持つ。 作者のデビュー作。 「わたし」はテニスコーチで、富裕層向けのクラブに所属している。 妻は不動産会社の営業、子供が二人。 高級住宅街に住んでいるごく普通の家族。 しかし、この夫婦には秘密がある。 夫婦で殺人に手を染めている。 最初から中盤までは夫...

書店で見かけ、興味を持つ。 作者のデビュー作。 「わたし」はテニスコーチで、富裕層向けのクラブに所属している。 妻は不動産会社の営業、子供が二人。 高級住宅街に住んでいるごく普通の家族。 しかし、この夫婦には秘密がある。 夫婦で殺人に手を染めている。 最初から中盤までは夫婦がいかに殺人するか、誰をターゲットにするか、どうやって近づいていくかが描かれている。 途中からがらりとストーリーは変わり、展開が読めなくなってくる。 長編だが、途中の場面転換が印象的で最後まで飽きさせない。

Posted by ブクログ

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