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よだかの星 画本 宮澤賢治
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 好学社 |
| 発売年月日 | 2021/03/12 |
| JAN | 9784769023418 |
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よだかの星
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よだかの星
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商品レビュー
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11作目の「迷宮」。 題名のように迷宮入りの事件の真相を知った後でも、生き残った紗奈江と暮らし始めた僕は、二人でお互いの光と闇を守ることにした。 僕は子供の頃、頭にRがいた。Rとだけ話をしていた。小学生になってRは消えたようだけれど。 僕は弁護士事務所に勤めているが資格を取る気持...
11作目の「迷宮」。 題名のように迷宮入りの事件の真相を知った後でも、生き残った紗奈江と暮らし始めた僕は、二人でお互いの光と闇を守ることにした。 僕は子供の頃、頭にRがいた。Rとだけ話をしていた。小学生になってRは消えたようだけれど。 僕は弁護士事務所に勤めているが資格を取る気持ちもなくなっていて、勉強もしてない。 バーで知り合った女は同じ中学だったという。それだけのことで彼女・紗奈江のアパートに泊まり、朝になって壁に下がっていた他人のスーツを着て出勤する。以前付き合っていたらしい持ち主は行方不明でもう帰ってこないという。 意味ありげに、探偵事務所に勤めるているという男が近づいてきて、行方不明の男を探しているという。このスーツを着ていた男だ。 不正な経理にかかわって行方をくらましたらしいが、紗奈江のアパートのベランダにある大きなプランターに死体がないか調べてほしいという。 紗奈江に黙っていられず、二人で土を出して調べたが何も入っていなかった。 だが探偵だという男は、昔は「日置事件」、今は「折り鶴事件と呼ばれている」事件の生き残りが紗奈江だという。警察でも調べ尽くし、逮捕した犯人は誤認逮捕で一旦釈放した、だが疑わしい点が出て再逮捕再拘留され、最後には釈放された稀なケースで、迷宮入りになっていた。今でも警察捜査の汚点になっている。 僕は事件の詳細を調べてみた。確かに紗奈江は家族で唯一の生き残りだった。 部屋の鍵は全部中側から掛けられた密室状態で、小さなトイレの窓以外の入り口には、狂気を思わせるほどの防犯カメラが取り付けられていたが怪しいものは写ってなかった。玄関はチェーンで施錠されていた。 長女の紗奈江は当時話題になっている睡眠薬男から、薬を受け取って飲んだらしく事件のあった時は眠っていて助かった。 母親は全裸で死に周りに色鮮やかな折り鶴が撒かれていた。 一家心中として捜査するが、確かに夫と妻は刃物で刺殺、長男は殴られ薬を飲んでいた。夫婦長男の殴打は左利きの拳によるものとされたが。犯人は見つからず、解決ができず猟奇事件として迷宮入りになる。 僕は事務所をやめたが、又就職活動をして生きていく、またRがいるような気もする。 僕は今の職場をあのように放棄したとしても、明日から、また就職活動をするだろう。やりたくもない仕事をするために、これからも頭を下げ続けるだろう、人生を台無しにする勇気もなく、愛してもいない自分の人生に固執し続けるだろう。後生大事に、この小さい人生に固執し続けるだろう。 「……僕は犯罪者にすらなれない」 それなのに、内部にはRがい続けるという矛盾。開放もできないのに、恐らくこれからもずっとRが生涯い続けるという矛盾 意味をくみ取ることが難しいこの個所は、不安定な自分の生き方に苛立ちつつ、今生きている、生き続けている僕もいると言うことだろう。 殺そうとすると、沙奈江は意外におとなしく、僕が子供の頃愛されなかった、その空白を埋めるためなら殺されてもいいという。一人残った僕は死にたければ薬を飲めばいいともいう。 僕は殺せないで彼女の失望を見る。女にも人生にも溺れることができない、僕は自分にも純粋ではない。と思う。 それでも二人で暮らすようになり、彼女はついに事の真相を打ち明ける。 美しすぎる母、不釣り合いな父。母を縛り付けようとする執念。母は心を病み、兄は早熟な性の衝動を妹に向けた。 ここにきて(11作目で)中村文則さんは男女の性を生々しく書いている。それも家族という超えられない禁忌の枷に縛られた苦しみ。その心理描写はより深く謎めいて、闇の底をかき回すような文学的な表現がより深まってきている。 200ページそこそこの文庫だったが、単純なストーリながら登場人物の語りこそが迷宮につながっているように感じた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
兄弟を除いては誰一人として味方はおらず、天もよだかを見放す様は、まさに何も見えない夜の闇を飛んでいるようでした。最初はよだかは可愛らしいひばりのような見た目で描かれていました。しかしクライマックスで星になろうと決心する瞬間から、怪しく目が光った漆黒の化け物のような見た目に描かれてしまっていました。おそらく周りの鳥からいじめられている生き物とは思えない扱いを受けている自分が、同様に生きるために虫を大量殺戮しているという事実に気がつき、生きることの非情さに絶望するよだかの内面を描いているのだろうと思います。
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