1,800円以上の注文で送料無料

なぎの葉考・しあわせ P+D BOOKS
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

なぎの葉考・しあわせ P+D BOOKS

野口冨士男(著者)

追加する に追加する

なぎの葉考・しあわせ P+D BOOKS

定価 ¥660

330 定価より330円(50%)おトク

獲得ポイント3P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

10/4(金)~10/9(水)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/03/11
JAN 9784093524124

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

10/4(金)~10/9(水)

なぎの葉考・しあわせ

¥330

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/03/17

 紀伊白浜へ再訪の旅をする著者は、現在から40年以上前の2.26事件のあった昭和11年、新宮、浮島遊廓で一人の娼婦とひと時を共にする。その女の体に自分の肉体にぴったり合う感触を覚えた作者は、一時間伸ばし、さらにもう一度伸ばそうとするが、女から、自分に溺れた男が何人も身を持ち崩した...

 紀伊白浜へ再訪の旅をする著者は、現在から40年以上前の2.26事件のあった昭和11年、新宮、浮島遊廓で一人の娼婦とひと時を共にする。その女の体に自分の肉体にぴったり合う感触を覚えた作者は、一時間伸ばし、さらにもう一度伸ばそうとするが、女から、自分に溺れた男が何人も身を持ち崩した、「もう来たらあかんよ。ほんまに、来イへんな」と涙ながらに約束をさせられる。遠い昔を思いながらの追憶の旅を綴る『なぎの葉考』。  待合の女将や芸者の悲哀人生の一断面を描く『新芽ひかげ』や『老妓供養』、早いうちから離婚した両親と共に暮らしたことのほとんどなかった作者が、母について語った『石蹴り』、父について語った『耳の中の風の声』、70を超えた老夫婦がお互い病魔を抱え病院付き合いをする日常を描いた『しあわせ』など、戦前の作から最晩年1990年の作品、7編が収められている。  最後までしっくりいかなかった父が、2番目の妻と末子を道連れに無理心中した顛末を描いた『耳の中の…』を除けば、各作品ドラマティックな展開はほとんどないものの、読後しみじみとした気持ちが喚起される。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品