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消えた断章 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2021/03/10 |
JAN | 9784334791643 |
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消えた断章
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消えた断章
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葛城夕夏は十年前に叔父に誘拐された。その間の記憶はなく、叔父は事件後に失踪。 事件は親族間のトラブルと判断されたのだが、今になって警察が接触してきた。 どうやら最近発見された男児の白骨遺体が関わっているようだが、夕夏は自分がその男児を殺したのかもしれないという……。 『交換殺...
葛城夕夏は十年前に叔父に誘拐された。その間の記憶はなく、叔父は事件後に失踪。 事件は親族間のトラブルと判断されたのだが、今になって警察が接触してきた。 どうやら最近発見された男児の白骨遺体が関わっているようだが、夕夏は自分がその男児を殺したのかもしれないという……。 『交換殺人はいかが?』では安楽椅子小学生探偵だった君原樹来が、大学生になって戻って来た長編ミステリ小説です。とはいっても、前作を読んでいなくても問題なく楽しめると思います。もちろん、読んでいれば樹来の成長をより楽しめるかも。 十年前に叔父に誘拐されたという夕夏。誘拐されていた間の記憶はほとんどないというが、その最中に起こった真実とは一体何なのか? 消えた記憶の断章をめぐる物語。 読後感はスッキリしているとはいえ苦みが残り、後味が良いとは言えないんですが、これもある種の愛の形ではあるなあと思うと、一概にイヤミスとは言えない気もするし、被害者の事を考えると自分勝手にもほどがあるとも言える。こんなことを言い出すとほとんどのミステリがそうなんですけど。 読み心地的には深木さんの他の著作と比較するとライトめな方だと思いますが、元弁護士の深木さんは、こういった類の被告人も見てきたのかな等と考えると、また感慨深い気もします。
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著者の作品は5冊目。これまでに読んだ作品に比べて、全体的に軽い印象。大学生の青年の視点で推理を交えて進んでいく。犯罪の動機や隠蔽の仕方、その後の逃亡生活など、イマイチ理由付けが甘い気がした。最後の章で本編で書ききれなかった謎解きが展開されるという構成がこの作者にありがちなのか。
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読後に解説を読んでいて続編だとわかったが、特に支障はなかったかと思う。ほぼ主人公視点のみで進むし、変なミスリードなどはない一方、最後の方では突然ネタバラしが来た。最後にはちゃんと全部明らかにしてくれるが、精神的なモヤモヤは残るかな。この作者はいつも丁寧に、経験を活かした法律的なこ...
読後に解説を読んでいて続編だとわかったが、特に支障はなかったかと思う。ほぼ主人公視点のみで進むし、変なミスリードなどはない一方、最後の方では突然ネタバラしが来た。最後にはちゃんと全部明らかにしてくれるが、精神的なモヤモヤは残るかな。この作者はいつも丁寧に、経験を活かした法律的なことも含めて、細部を描いてくれるのが良い。
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