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草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌Ⅱ season2 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/03/09 |
JAN | 9784167916589 |
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草原のコック・オー・ヴァン
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商品レビュー
3
7件のお客様レビュー
「高原カフェ日誌」2冊目。百合が原高原でカフェの二度目の秋が深まる頃から始まる物語。 前作のレビューにいただいたコメントに本作は『もっとドロドロ』とあったので、どうなることやらと読み始める。 最初は荒地だった土地を買ってブドウ栽培を始めようとする元人気ロックバンドのギタリスト・...
「高原カフェ日誌」2冊目。百合が原高原でカフェの二度目の秋が深まる頃から始まる物語。 前作のレビューにいただいたコメントに本作は『もっとドロドロ』とあったので、どうなることやらと読み始める。 最初は荒地だった土地を買ってブドウ栽培を始めようとする元人気ロックバンドのギタリスト・大地を肴にした井戸端会議や結婚式の二次会をはじめとしたカフェの様子やらで普通の話だったが、大地の今を追うテレビ局や恨みを抱く女性が登場したところから少しずつ不穏な空気に。 大地のことを放っておけなかったり大地にコーヒーをかけた女性に頑なに謝罪を求める奈穂の姿にも違和感。 加えて、久し振りに会った喫茶店でひとり喋りまくる涼介の話に閉口し、その後も登場人物それぞれが長々としゃべる会話が頻出するのには降参、最後のほうは読み飛ばし。 涼介と奈穂の成り行きや大地を含めた彼らを巡る詮索やお節介は流行らないメロドラマみたいで、おいしそうな料理も霞んでしまった読後感。
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有名観光地ではない高原で、編集者の仕事を辞めてカフェを開いた菜穂の、二年目の日々。 たった一人で店を切り盛りすることの大変さが、相変わらず読み取れない。 営業時間に調理するだけではなく、接客も、仕込みも、清掃もひとりでやるのだ。 そして、経営の問題。 こだわりのメニューに対して...
有名観光地ではない高原で、編集者の仕事を辞めてカフェを開いた菜穂の、二年目の日々。 たった一人で店を切り盛りすることの大変さが、相変わらず読み取れない。 営業時間に調理するだけではなく、接客も、仕込みも、清掃もひとりでやるのだ。 そして、経営の問題。 こだわりのメニューに対して、自己評価の低い菜穂のつける価格は安いように思える。 だけどほぼ常連ばかりのカフェでは、高い価格に設定しようがない。 毎日日替わりメニューで、フードロスはどうなんだろう? 物語よりもそういう些末なことが気になってしょうがないのは、私が悪い。 でも、都会から来た元ギタリストが村の年寄りやマスコミの噂の種になり、それに振り回される菜穂たちの話が今回のメインだとしたら、ちょっと弱いかな。 菜穂と涼介がちゃんと恋愛してラブラブなのは良かったけど。 それよりも本当に料理が美味しそうで。 鶏の赤ワイン煮を作ってみたくなりました。
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前作が高原の爽やかな作品だったので、すぐに注文して読んでみたが、真逆のような内容だった。 新たな住人が来たが、元ロックグループのメンバーで有名人。突然グループを抜けたこともあり、ボーカルの自殺もこの青年のせいにされるという、ワイドショーのような話題。恨みに思うファンやマスコミが押...
前作が高原の爽やかな作品だったので、すぐに注文して読んでみたが、真逆のような内容だった。 新たな住人が来たが、元ロックグループのメンバーで有名人。突然グループを抜けたこともあり、ボーカルの自殺もこの青年のせいにされるという、ワイドショーのような話題。恨みに思うファンやマスコミが押し寄せる。 主人公の菜穂は友人として庇うが、周囲の老人達を中心に二人の関係を邪推されたり、挙句の果てには葡萄では無く大麻を育てていると噂を広げられる。 柴田よしきさんの文体は一人一人の会話が長く「」が2pに亘るものも多い。延々と暗い回顧の一人語りが続くと飛ばしたくなって来る。 最後には何とか帳尻を合わせたように前向きな形で終わったので、息が付けた。
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