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「感想文」から「文学批評」へ 高校・大学から始める批評入門
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小鳥遊書房 |
| 発売年月日 | 2021/02/26 |
| JAN | 9784909812537 |
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「感想文」から「文学批評」へ
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商品レビュー
4.4
15件のお客様レビュー
本書を読んでまずよかったのは、文学批評が「一部の専門家の特殊技能」ではなく、型を学べば誰でも実践できる思考法として整理されていた点。作家論、ニュークリティシズム、構造主義、イデオロギー批評、読者論、メディア論と進むにつれて、どの立場にも強みと限界があることが見えてきて、批評は一つ...
本書を読んでまずよかったのは、文学批評が「一部の専門家の特殊技能」ではなく、型を学べば誰でも実践できる思考法として整理されていた点。作家論、ニュークリティシズム、構造主義、イデオロギー批評、読者論、メディア論と進むにつれて、どの立場にも強みと限界があることが見えてきて、批評は一つの正解を当てる作業ではないのだと実感した。 個人的には、作者や作品だけを特権化する見方への違和感と、読者の経験や社会的文脈をどう組み込むかという問題意識が一貫して残った。理論ごとの対立はあるけれど、どれも「作品をどう読むか」という同じ問いに別角度から迫っているのが面白い。とくに、分析の精密さと読みの自由さをどう両立させるか、そして批評が社会に与える影響をどう引き受けるか、という論点は今後自分が感想を書くときにも気を付けたいと思った。 読み終えて、感想文と文学批評の違いは、感情の有無ではなく、感情を他者に開くための根拠と手続きの有無だと理解した。好き嫌いだけで終わらせず、どの観点で、何を根拠に、どこまで言えるのかを意識して書くことが、批評へ踏み出す第一歩なんかな。
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とても重厚な内容だった。 当初、批評と感想の違いについて、本格的なのはどういう物か知りたいから、この本を読んでみたが、結構内容が深い本で、批評の歴史みたいな内容で、批評の解説よりも歴史が主体に語られている本と感じた。
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レビューを書いてきて実質1年半位になりますが、この本を読んで「わたしには批評についての知識が全然ない」ということがわかりました。 ああ、ハズい。。。 本書記載の知識や手法(型)を取り入れるか(入れられるか)どうかは別にして、読んだ価値はあったと思います(思いたい)。 こ...
レビューを書いてきて実質1年半位になりますが、この本を読んで「わたしには批評についての知識が全然ない」ということがわかりました。 ああ、ハズい。。。 本書記載の知識や手法(型)を取り入れるか(入れられるか)どうかは別にして、読んだ価値はあったと思います(思いたい)。 これ以上書き続けるとボロが出そうなので、終わります。 〔作品紹介・あらすじ〕 「この作品の面白さを誰かに伝えたい!」 そう思ったら、本書を開いてみてください。 ========================= 大学は「感想文」では許されない レポートや論文を書くことが要求されます。 大学の文系学部を意識している高校生にも 「文学批評」の基礎からわかる本書をお勧めします! ========================= 【目次】 はじめに 序章 文学批評には「型」がある? ◉批評の型をまねる ◉文学批評の六つの型 第一章 作品を生み出す「作家」に注目してみよう ーー作家論と近代文学批評の誕生 ◉作家論と近代 ◉伝記的批評 ◉風土的批評 ◉作品論的批評 ◉作者の死 ◉「作者の死」以降の作家論 ◉ハーシュの作家論 ◉岐路に立つ作家論 第二章 「作品」は社会や作家から独立できるのか? ーー伝統社会の崩壊とニュークリティシズム ◉詩は感情に訴える ◉ニュークリティシズムの誕生 ◉ニュークリティシズムのマニフェスト ◉ニュークリティシズムの実践例 ◉ニュークリティシズムの限界 ◉二一世紀以降のニュークリティシズム 第三章 すべての作品には共通するシステムがある? ーーニュークリティシズムから構造主義へ ◉構造主義のはじまり ◉ソシュールから構造主義へ ◉構造主義の実践例 ◉ロラン・バルトによる物語の構造分析 ◉構造主義の限界 第四章 言葉には「声」がある ーーイデオロギー批評の逆襲 ◉マルクス主義—イデオロギー批評の古典 ◉マルクス主義批評の実践例 ◉マルクス主義批評の停滞 ◉マルクスからポスト・マルクスへ ◉フェミニズム批評 ◉フェミニズム批評の実践例 ◉ポストコロニアル批評 ◉ポストコロニアル批評の実践例 ◉イデオロギー批評の現在と問題点 第五章 読者がいなければ、作品は存在しない?! ーーマルクス主義批判から読者論へ ◉ヤウスの読者論 ◉読者論の実践例—『ごん狐』批評① ◉イーザーの読者論 ◉読者論の実践例—『ごん狐』批評② ◉フィッシュの読者論 ◉読者論の限界 第六章 作品と読者を取り巻く環境を考える ーー文学におけるメディア論 ◉メディア論とは何か ◉文学におけるメディア ◉作家の人生を左右する出版メディア ◉純文学から通俗小説へ ◉メディアの多重奏 ◉マルチメディアとしての文学 ◉メディア消費の空間論 終章 文学批評の存在意義はどこにある? ◉文学は批評できない? ◉文学批評の起源 ◉大いなる矛盾 ◉ヒュームの批評論 ◉文学の価値基準は存在しない ◉文学批評の可能性 ◉文学批評の社会的意義 おわりに 主要参考文献(本文で紹介された文献以外に参考にした書籍)
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