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ご隠居は福の神(5) 狸穴の夢 二見時代小説文庫
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ご隠居は福の神(5) 狸穴の夢 二見時代小説文庫

井川香四郎(著者)

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ご隠居は福の神(5) 狸穴の夢 二見時代小説文庫

定価 ¥723

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2021/02/26
JAN 9784576210254

ご隠居は福の神(5)

¥330

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2024/06/18

4話からなる。 最初の「ねずみの涙」昔、商売敵だと思い、ついた嘘が原因で、相手方の店を潰してしまった。 そして、皆の為に尽くしていた主人は島送りで、家族とも別れる羽目に……… 未来が見えなくなったら、生きている希望も無くなってしまう。 子供と会い、希望も…… 原因を作った相手も悪...

4話からなる。 最初の「ねずみの涙」昔、商売敵だと思い、ついた嘘が原因で、相手方の店を潰してしまった。 そして、皆の為に尽くしていた主人は島送りで、家族とも別れる羽目に……… 未来が見えなくなったら、生きている希望も無くなってしまう。 子供と会い、希望も…… 原因を作った相手も悪者でなく、その妻と子供の面倒をずーっと援助していたおちに、良かったと思う反面、最初の過ちが無ければ、どちらも、口喧嘩だけで、商売繁盛していただろうにと…… 題名の「狸穴の夢」 狸穴と書いて「まみあな」と読む事に、この歳になって知った。 「狢」と言うのも、狸やアライグマなどの穴で生活する動物達の事で、よく「同じ穴の狢」と言う言葉があるのは知っていたけど……… 話が横側に逸れてしまったけど、千晶が、狸に化かされたような話で、違う次元の場所に迷い込む。 この迷宮の場所で、知り合いの者が、いないし、そしてまだ診療所も出来ていない。 時代小説には、ちょっと不思議な話に…… 又、戻る事は、無いだろう。 武芸達者な吉右衛門が、毎度、腰痛になるのは、可哀相。 コロナで流行ったアマビコの絵も登場するけど、難は逃れる事出来るのだろうか? 最後の「夕顔の罪」 作者は、普通の時代小説の流れでなく、おちに、凝っている。 読んでいて、最後にどんでん返しのような話の展開に、毎度、『えっ!』と、驚かされる。 まぁまぁ、最後はハッピーに終わってくれるので、こちらも、安心してしまい、又読みたい気分にさせてくれる本である。

Posted by ブクログ

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