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鳴かずのカッコウ
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鳴かずのカッコウ

手嶋龍一(著者)

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鳴かずのカッコウ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2021/02/25
JAN 9784093866033

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商品レビュー

3.9

29件のお客様レビュー

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2024/08/14

なるほどーーー! 最後まで展開が読めなかった…! インテリジェンスオフィサーという単語自体初めて知るものだったけど…VIVANの野崎と同じ…?あれは公安警察だからちょっと違う? 意外と身近にいたりするのかな、なんて考えちゃいますね。

Posted by ブクログ

2024/08/01

佐藤優が推薦していたインテリジェンス小説。実務をよく知る手嶋龍一氏が描く物語なので、小説としての出来も良いのだが「公安調査庁」の立場や仕事、インテリジェンスの世界がよく分かる。勘ぐり過ぎて、文章一つ一つに何かの含みがあるのではと考えてしまうほど。しかし自分自身の人生を送れなくなる...

佐藤優が推薦していたインテリジェンス小説。実務をよく知る手嶋龍一氏が描く物語なので、小説としての出来も良いのだが「公安調査庁」の立場や仕事、インテリジェンスの世界がよく分かる。勘ぐり過ぎて、文章一つ一つに何かの含みがあるのではと考えてしまうほど。しかし自分自身の人生を送れなくなるスパイ生活のようなものは、ドラマチックではあるが、実際に自分には務まらないだろう。インテリジェンスは、目的のために偽る事を辞さない。 ー そして二〇〇五年、いよいよ、船を大連造船所に移して継装に取りかかった。艦体の鍋がきれいに落とされ、中国海軍の標準塗装である「浅葱灰色」に塗り替えられた。航空母艦として蘇らせる大規模な工事が始まったのである。「ワリャーグの主動力装置は、ウクライナで取り外されたことになっていました。しかし、実際は、蒸気エンジンとボイラーはそのまま残されていたのです。空母『遼寧」が就役した後に、なんと徐増平が、「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」の取材に応じて、そう認めました。四基のエンジンはそのまま残っており、パイプやケーブルも一応切断されていたものの、容易く再生できる状態にしてあったと」ウクライナと中国を結ぶ底知れぬ地下水脈を思って、壮太は嘆息した。 ー たとえ動力機関が温存されていたとしても、何年も放置していれば、使いものにならないのではありませんか」「たしかに、肝心の動力系が動かなければ、就航のめどは立ちません。そこで、中国側が目を付けたのは、黒海に面したウクライナの造船都市、ムィコラーイウにある国立アドミラル・マカロフ造船大学でした。ソ連時代、空母用ボイラーをもっぱら設計していた頭脳集団です。この大学を出て、黒海造船所でワリャーグの開発を担当したエンジニアたちを中国に連れてくればいい。そう考えたのです。空母に採用された新鋭ポイラーの設計図と修理手順書を密かに手に入れ、金にものを言わせて優秀な技師たちを招聘した。技術移転の舞台となったのは、大連造船所とハルビンのボイラー工場と聞いています」 ー 別れ際、提督は握手をしながら壮太に問いかけた。 「ところで、選事の艦番号がどうして16なのか、ご存じですか」「いいえ、中国では何か縁起のいい数字なんでしょうか」「16という番号には、中国海軍の執念がこもっているんです。ワリャーグを手に入れようとウクライナと交渉を始めてから修復が成って「遼寧」が就役するまで、じつに苦節十六年というわけです」温厚だったまなざしに鋭い光が差した。われわれはそんな手強い相手と対峙している。日本がアメリカの庇護のもとで安寧をむさぼってきた時代は終わりつつあるー。 まさかこの本でワリャーグと再会するとは思わなかった。小説なので、少し誤魔化す部分と事実をそのまま記載し自身の実力を誇示する部分と、虚実入り混じる。

Posted by ブクログ

2024/06/30

佐藤優が勧めていたため読んでみたのだが、非常に面白かった。痺れた。 インテリジェンスというものについて深く知っていたなかったため、フィクションではあるがその活動の雰囲気を捉えることが出来た。 日本を取り巻く現在の国際情勢が背景にあるため臨場感があってハラハラするし、一方で茶道周り...

佐藤優が勧めていたため読んでみたのだが、非常に面白かった。痺れた。 インテリジェンスというものについて深く知っていたなかったため、フィクションではあるがその活動の雰囲気を捉えることが出来た。 日本を取り巻く現在の国際情勢が背景にあるため臨場感があってハラハラするし、一方で茶道周りの描写、季節の描写も濃厚で、平生の私と関わりのない世界を知るきっかけにもなった。 昨今教養はブームのようでもあるが、いざ教養を身につけようと思えど、知識経験や学識、品格は一朝一夕で身に付くものでもない。 和歌・俳諧、茶道、掛け軸、焼き物に着物など、その奥深さから迂闊に手せずにいたのだが、嗜む程度でよいから接点を持っていきたいものだと感じた。 他のインテリジェンス小説も是非読んでみたい。

Posted by ブクログ

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