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わたしが鳥になる日
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2021/02/24 |
JAN | 9784092906389 |
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わたしが鳥になる日
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
清涼剤的な爽やかな読み応えの本を探していて、直感だけで選んだ本。 一部大当たり、一部ハズレ。 里親を点々とする11歳の女の子の出会う大人達、同世代の子どもたちとのストーリーは案の定 爽やかさ一辺倒ではなく重たい背景も備えていた。しかも自分は母親においてゆかれたという幼少時代を持ち心身ともに傷跡はいまだに深い。 鳥になって翼をはやし飛び立てると信じる少女デセンバ-の、実際に人間として成長してゆきつつある様子は子どもに対する大人のひとりとして励みにもなるし癒やしにもなった。出会った里親のエリナーの懐の深さがシミジミと嬉しい。 こういった児童書がなかなか一般の方々に見えにくいところは社会的損失…。 大袈裟だけど、もっと大人達にも手に取って貰えたならと切実に思うのでした。
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痛々しい話だった。デセンバーの心の傷の深さが突き刺さる。 「私は鳥になって飛び立つ」だから背中の傷は羽根が生えるためにあると思うことで、現実の辛さから目を背け生きている。そうでなければ生きていけないのだろう。 鳥になり、樹の上から飛び立ち(飛び降り)何度も怪我をするデセンバー。 ...
痛々しい話だった。デセンバーの心の傷の深さが突き刺さる。 「私は鳥になって飛び立つ」だから背中の傷は羽根が生えるためにあると思うことで、現実の辛さから目を背け生きている。そうでなければ生きていけないのだろう。 鳥になり、樹の上から飛び立ち(飛び降り)何度も怪我をするデセンバー。 現実からの逃避が痛々しい。 里親の元を転々としてきたデセンバーは、信じたいと思える里親エリナー出会っても、裏切られる怖さから自分から離れようとする。なんて痛々しく、かたくなな心だろう。 けれど、新しい学校でシェリルリンとの出会いや、傷ついたノスリが自力で飛ぶ訓練を手伝うこともデセンバーの心に変化があらわれる。 鳥にはなれない、現実には飛べないけれど複雑な人間を受け入れ自らも人間として生きていくと決意をしたデセンバー。 未来に向けて羽ばたいていくラストに救われた。
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私は鳥だ。背中には翼をおさめている傷がある。 なんども飛ぶ練習をして、そのたびに入院し、次の里親と顔をあわせる。 私を含め“鳥”を惹きよせる歌声を持つエリナーとはそうして出会った。 〇置いていかれないように自分で飛び去ることを覚えた子どもの、かなしさと憧れ。詩のように、淡々と自...
私は鳥だ。背中には翼をおさめている傷がある。 なんども飛ぶ練習をして、そのたびに入院し、次の里親と顔をあわせる。 私を含め“鳥”を惹きよせる歌声を持つエリナーとはそうして出会った。 〇置いていかれないように自分で飛び去ることを覚えた子どもの、かなしさと憧れ。詩のように、淡々と自分の気持ちを語っていく。エリナーが自分を狙う“ハクセイシ”だと思いこんでいたとき怖かっただろうし、飛ぶときも“飛ばなければ飛べなくなる”と無意識に考えていたのではと。 『バードガール』のノート。 シェリルリンとの友情。 シェリルリンを受け入れられないクラスメイト。 ずっと気にかけてくれるエイドリアン。 傷ついたヘンリエッタ。 〇鳥や生きもののことの知識が随所に。
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