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ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2021/02/10 |
| JAN | 9784344037380 |

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商品レビュー
4
44件のお客様レビュー
母は先天性、父は後天性の聴覚障害者、祖父は元ヤクザ、祖母は宗教に入信しているという環境に育った筆者が、その半生を綴っている。 旧優生保護法やコーダのことも知らなかったが、口語の部分も多くスラスラ読める。 タイトルからは本人の意思で聴こえる世界と聴こえない世界を自由に行き来して...
母は先天性、父は後天性の聴覚障害者、祖父は元ヤクザ、祖母は宗教に入信しているという環境に育った筆者が、その半生を綴っている。 旧優生保護法やコーダのことも知らなかったが、口語の部分も多くスラスラ読める。 タイトルからは本人の意思で聴こえる世界と聴こえない世界を自由に行き来して感じたことを綴っているのかと思っていたが、聴こえない世界にも行き来できる自分を隠そうとする筆者と母親との関係性がメインの話だった。 母が好きだが、嫌いという相反する気持ちで揺れ動く様がよく伝わってきた。 補聴器を買った母が筆者に「大ちゃんの声が聴こえるのだから高くない」という、母の息子に対する愛情の深さも。 思春期だったということもあり、 「母が好きだから、聴者の世界で傷つく姿を見たくない。外の世界から守りたい」といいながら、筆者が何度も母を傷つけている事実。 ろう者への差別をしていたのは、外の世界ではなく実は一番近くにいた身内だという構図が哀しい。 ろう者の友人からの「私たちからできることを取り上げないでほしい」という言葉にも、はっとさせられる。 「母が好きだから〜」という言葉が出てくるが、筆者がそれを免罪符にしているような気になったり、とにかく「”ふつうの子”になりたい」という思いは、実は親が恥ずかしいという思春期に抱きがちな”ふつうの子”の感情だけど・・と思ったりもした。 この本自体、自分の過去の想いの昇華もあるが、たくさん傷つけた母に自分の想いを伝えたかったのかもしれない。 子どもから傷つく言葉を投げかけられた母親がその時、どう感じていたのか?や父親と筆者は、どのように接していたのかも知りたくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ぼくが生きてる、ふたつの世界」という映画を観て、原作があると知り読みました。映画では描き切れていなかった、著者の気持ちがより深く分かって良かったです。 母の愛情ってすごいな、と思いました。 著者の両親はろう者で、父は後天性、母は先天性という違いはあるが、著者が生まれたときから耳が聞こえず、それでも一生懸命に子育てをしてきたことにはかわりないのだが、本書ではとにかく、母への気持ちが綴られている。思春期の頃、耳の聞こえない母が嫌だった、それで、母に辛くあたり、傷つけてしまった、と著者は悔む。 いやいや、父は?とか思ってしまいますけど、子どもにとって、母の存在ってそれくらい大きいのよね。父はいてもいなくても関係ない、みたいな笑。実際は父が外で働いて(それだって障害があるのだから大変なこと)、それで育ててもらっているのだが、子どもにとってはそこの部分は見えていなくて、いつも温かく見守り、時には背中を押してくれたのは母なのである。 映画で描かれていた、印象的な出来事がより詳しく描かれていることや、著者が、色々な寄り道をしたあげく、最終的にライターになった経緯が描かれているのが良かったです。 この本は教室に置こうと思います。
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映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」がとてもよく、この本を手に取りました。 映画、本ともに、スーツを買いに行って、パスタを食べた日のところが、心に残ってます。 「わたしたちからできることを奪わないで欲しいの」という言葉も忘れたくないです。
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