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おれたちの歌をうたえ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2021/02/10 |
| JAN | 9784163913278 |
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おれたちの歌をうたえ
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商品レビュー
3.6
71件のお客様レビュー
まだ全てを網羅したわけではないが、今のところ呉勝浩にハズレはない。 元刑事で今はデリヘルのドライバーという立場に落魄れた河辺の元に 「あんた、ゴミサトシを知ってるか?」という一本の電話が掛かってくる。 その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。 真っ白な雪と、死体。あの日、本当は...
まだ全てを網羅したわけではないが、今のところ呉勝浩にハズレはない。 元刑事で今はデリヘルのドライバーという立場に落魄れた河辺の元に 「あんた、ゴミサトシを知ってるか?」という一本の電話が掛かってくる。 その瞬間、封印していた記憶があふれ出す。 真っ白な雪と、死体。あの日、本当は何があったのか? 友が遺した暗号に導かれ、 40年前の事件を洗いはじめた河辺とチンピラの茂田は やがて、隠されてきた真実へとたどり着く。 圧巻の内容だった。 想像以上に評価が低いので、その辺の自分とのズレに驚かされたが。 還暦間近の老人が主人公という、その時点で勝負に出てる感はあるが まさに河辺を始めとする彼らの一代記ともなれば納得である。 物語は59歳となった現在、17歳の高校時代、 そして不惑の年齢を間近に控えたまさに世紀末1999年と 三つの時代を駆け巡っていく。 そして40年前の真相が段々と紐解かれていく構成になっているのだが 謎の散りばめ方が相変わらず上手である。 スワンや爆弾でもそう感じたが、 散らばった点を線にする方法がズバ抜けていると読む度に思わされる。 ただそれだけじゃない。人間描写もお見事。 自分よりも遥かに歳がかけ離れた存在だが、 それでも河辺の抱える苦しみに胸が締め付けられた。
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面白かったー! 普段文庫本しか外では読まないのに、先気になりすぎてハードカバー持ち歩くほどに 暗号とか途中に入ってくる詩とか過去と現在の繋がりとか雪景色とかなんか全部おしゃれ あとヤクザがミステリーに出てくると一気に現実味なくなるからいつもは冷めるんだけど、この小説はそこまでなら...
面白かったー! 普段文庫本しか外では読まないのに、先気になりすぎてハードカバー持ち歩くほどに 暗号とか途中に入ってくる詩とか過去と現在の繋がりとか雪景色とかなんか全部おしゃれ あとヤクザがミステリーに出てくると一気に現実味なくなるからいつもは冷めるんだけど、この小説はそこまでならなかった 同じ作者の本いっぱい読みたくなりました〜
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まずは600ページ近いボリュームに尻込みするが、手にとって読み進めていくと、丁寧で趣のある文体で、終盤には読み終えるのが残念に思うほどでした。近々「スワン」も読もうと決意した。
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