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敗れざる者たち 文春文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2021/02/09 |
JAN | 9784167916503 |


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敗れざる者たち
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商品レビュー
4.2
15件のお客様レビュー
スポーツを見ることはなぜ面白いのか。 残酷なようだが、そこにアスリートの命がけを見、それをショーとして外野で楽しみ、時には自分の不可能性を彼らの可能性に託すことで現実によりもたらされるストレスを発散したいという願望があるのではないか。 この本においては、その命がけのショーにおい...
スポーツを見ることはなぜ面白いのか。 残酷なようだが、そこにアスリートの命がけを見、それをショーとして外野で楽しみ、時には自分の不可能性を彼らの可能性に託すことで現実によりもたらされるストレスを発散したいという願望があるのではないか。 この本においては、その命がけのショーにおいて、まさに自分の人生を賭けて、アスリート的な栄光は掴めずとも、その日陰の中で足掻いて足掻いて、足掻き続ける者達の姿が描かれる。 我々にとってはショーの脇役としても、演者にしては人生そのものである。 スポーツの、勝ち負けが生じる戦いの残酷さ、諦めないことへの賛美というよりは、悲哀とでも言うべきか、儚く寂しく、されど美しく感じるものを読んでいて感じたところである。 昔の試合や競走であるが、迫真さがあって、ものすごく読み応えがありました。
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スポーツ界にあって優秀な成績を残しながらあと一歩突出できず満開の花を咲かす事ができなかった人々がいる。何故なのか? 著者は彼等を「敗れざる者たち」と呼びその対岸に大輪の花を咲かせたヒーロー、長嶋茂雄さんをおいて両者違いを見ているのだと思う。 ボクサーのカシアス内藤をはじめとして6...
スポーツ界にあって優秀な成績を残しながらあと一歩突出できず満開の花を咲かす事ができなかった人々がいる。何故なのか? 著者は彼等を「敗れざる者たち」と呼びその対岸に大輪の花を咲かせたヒーロー、長嶋茂雄さんをおいて両者違いを見ているのだと思う。 ボクサーのカシアス内藤をはじめとして6人の敗れざる者たちの苦闘が著者によって語られる。 その中でマラソンランナー円谷幸吉を描いた「長距離ランナーの遺書」は胸に沁みる。 実際に彼が走る姿を見、自死の知らせをオンタイムで知った身だからという事もある。 しかし彼が生きた当時の生真面目にあらねばならないという考え、日の丸や応援者の期待に背いてはいけないという命懸けとも言えるトップランナーの辛さが著者の筆でヒシヒシと伝わったからだろう。 近年のオリンピック選手は大会に臨んで「楽しんできます」というような言葉をよく口にする。 それはそのまま本心ではなく心の中には辛さも責任感も緊張もあるに違いない。 けれどもそう口に出せることは彼等にとっては良いことに違いないと思う。 もし世の中に円谷選手がそんな言葉を出すことをためらわない雰囲気があったなら彼と彼を取り巻く人々の人生は変わっていただろうな。
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優しさは成功の邪魔なのだろうか? それを捨てず世にいう栄光から遠ざかっても大切なものがあるならそれでいいのではないか? カシアス内藤や難波昭二郎の話を読んでいると思う。 栄光に背を向けている本人のコアな部分を著者は見ている。
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